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2016年4月20日

【部員が見る軟式野球⑤】全勝明大の勢い止められず、大一番で敗戦

軟式野球部春季リーグ戦第5戦vs明治大学(4月16日)

 

東大  0 0 0 0 0 0 1 0 0 | 1

明治  0 0 0 1 0 3 0 0 × | 4

 

 東大はここまで勝ち点9の2位であるが、7戦全勝と更にその上をいく明治大学を止めなければ優勝はできない。第5戦目にして迎える大一番となった。

 東大先発は相良(経・4年)。初回先頭に安打を許すものの、後続三人を打ち取って無失点で切り抜ける。二回三回も打たせてとる投球で無安打無失点に抑える。

 

先発の相良投手(写真は軟式野球部提供)
先発の相良投手(写真は軟式野球部提供)

 

 一方の明治大学先発の山下(佑)とは今季初対戦。初回を三人で抑えられ、二回三回は四球や安打で出塁はするものの、思うように走者を進めることができず苦戦する。試合が動いたのは四回裏、失策で先頭打者の出塁を許し、盗塁されると、次打者に適時二塁打を打たれ先制点を奪われる。

 東大は四回五回と走者を出すことすらできなかったが、六回表に明治大学は投手を堀に交代する。ここで開幕から毎試合安打の吉井(経・3年)が、代わった掘から右翼線三塁打を放ち5試合連続安打としたが、後続が続かず得点できない。六回裏には四回同様先頭に出塁されると、四番五番に連続適時打を許し2失点、更に内野ゴロの間に1点加えられ計3失点を喫する。

 

三塁打を放ち5試合連続安打とした吉井選手(写真は軟式野球部提供)
三塁打を放ち5試合連続安打とした吉井選手(写真は軟式野球部提供)

 

 七回表、それまで無得点だった東大は先頭大川(工・3年)が中前安打で出塁し盗塁、次打者片山(経・4年)の犠打が失策を呼び1点を返す。更に死球、犠打で一死二三塁とこの試合最大の好機を迎える。ここで代打の谷本(理・4年)が鋭い打球を放つも二塁手正面を突いてしまい三塁走者が挟殺により憤死、加えて打者走者が二塁で憤死し得点を加えられない。七回から登板した大川(工・3年)は二回を執念の投球で無失点に抑え打線の援護を待ったが、八回九回と無得点に終わり敗戦となった。

 東大の自力優勝は消滅してしまったが、優勝の可能性が消えたわけではない。残り5戦を全力で戦うことで道が拓けると信じ、チーム一丸となって次戦に臨みたい。

軟式野球部 小野田 耕一 (文Ⅰ・2年)

 

第1戦はこちら→ 【部員が見る軟式野球①】投打かみ合い法政との開幕戦に快勝

第2戦はこちら→ 【部員が見る軟式野球②】明治の勢い止められず、今季初黒星

第3戦はこちら→ 【部員が見る軟式野球③】早大との接戦制し今季2勝目

第4戦はこちら→ 【部員が見る軟式野球④】大川投手が被安打3失点1で完投勝利

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