理化学研究所(理研)は4月1日、東大の五神真前総長が同研究所の理事長に就任したと発表した。五神前総長はクロス・アポイントメント制度を用いて4月からも理学系研究科教授として東大に在籍する。
同日には宮園浩平卓越教授も、理研の理事に就任した。宮園卓越教授は東大で医学系研究科教授、研究科長を歴任。五神前総長が選出された2014年の総長選考では、五神前総長とともに最終候補の2人に選ばれていた。19年度から20年度にかけては、五神前総長の体制で東大の理事・副学長も務めた。
五神前総長は1日、理研のウェブサイトに挨拶を掲載し「(理研の)理事長として、新たな知の創造に向けて、卓越した研究者のみなさんの仲間となり、力を合わせて活動できることをたいへん誇りに感じるとともに、伝統ある研究所を率いることの責任の大きさに身が引き締まる思いでおります」とした。