年末年始が控えるこれからの時期、外食が増える人も多いのではないだろうか。本企画ではキャンパス周辺のさまざまな飲食店を紹介。友人と集まるのもよし、昼休みや授業終わりに気軽に訪れるのもよし。おいしい料理を楽しんではいかがだろう。(構成、取材・佐藤健、原亘太朗)
ファイヤーハウス
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(1968)から『ヘイトフル・エイト』(2015)まで、西部劇といえば西部辺境の木造りダイナーだ。そんなダイナーを思わせるレストランが本郷にもあるのをご存じだろうか。看板には大きく「FIRE HOUSE」の文字。入り口の上にはOPENサインが煌々(こうこう)と光る。1996年創業でハンバーガーが有名な「ファイヤーハウス」だ。
広々としたテーブル席にはオープンキッチンから鉄板に並ぶパティの香ばしい匂いが。平日の午後3時だが店内はにぎやかだ。
人気メニューはベーコンチーズバーガー。ジューシーなパティとチーズ、カリカリのベーコンの古典的な組み合わせが良質な栗色のバンズに挟まれ、食べ応えある一品だ。
アメリカでの学生時代、お金がなく毎日のようにハンバーガーばかりを食べていたという創業者の吉田大門さん。しかし、帰国してから食べようとしたらどこにもない。「なら自分で作ってしまおう」と思い立ったのがお店の始まりだそう。
赤門から10分も歩けば、西部劇のような雰囲気とアメリカンなハンバーガーを楽しめる「ファイヤーハウス」。カウボーイ同士の銃撃戦はないのでご安心を。
営業時間:午前11時〜午後9時半(L.O.午後9時 )
予算:1150円〜2800円
予約:03-3815-6044 平日午後3時〜のみ可(6人まで)
赤門餃子軒
「赤門餃子軒」は、その名の通り赤門の目の前の信号を渡ってすぐに位置する、四川料理全般を扱う中華料理屋。本郷キャンパス周辺の数ある中華料理屋の中でも特に辛さが売りだ。カウンターとテーブル席が用意された店内は、学生や教員などの東大関係者や、会社員でにぎわう。少人数での来客が多いが、30人までの宴会も可能だ。
たくさんの単品料理だけでなく、宴会向けコース料理や週替わりで全10種類ほどあるランチメニューなど、お得なメニューが用意されており昼夜問わず楽しむことができる。学生におすすめのコースは「満腹コース」。2000円程度で餃子や春巻き、炒飯から杏仁豆腐までたっぷり料理を味わえる。
人気料理の赤門特製マーボー豆腐は、見た目の通りとても辛いがご飯の進む一品。店名にもある通り、餃子も人気だ。牛肉入りほうれん草焼き餃子など全3種類の餃子のうち、シンプルな焼き餃子は、皮がパリッとしながらもモチモチとした食感で、あふれる肉汁の甘みを感じられる。
中国からの留学生も多く訪れると話すオーナーの倪海洪(ゲイ・カイコウ)さん。「一度食べたら好きになるはず。辛い料理が好きな東大生にぜひ来てほしいです」
営業時間:午前11時~午後11時(1月1日~3日は休業)
予算:1000円前後
予約:03-3868-3900
豚・焼肉酒房トンテジ・本郷店
丸ノ内線本郷三丁目駅のすぐ近く、ビルの2階にある「豚・焼肉酒房 トンテジ・本郷店」。広々とした店内にはテーブル席だけでなく、掘りごたつの席もある。学生や会社員など少人数の来店の他、家族連れなどの団体客も訪れる。
韓国料理を幅広く扱い、中でも人気なのが独自メニューのテッペサムギョプサル。「テッペ」は日本語で工具の「カンナ」を意味し、通常よりも薄くスライスされた豚肉を使っている。オリジナルのマスタードソースも用意され、一味違ったサムギョプサルだ。店員がお客さんにおいしい豚肉の焼き方を実演してくれるという。
多くの学生が注文するのがランチメニュー。ライスやスープ、サラダなどのお代わりは自由。種類も豊富で、どれも1000円以下とリーズナブル。学生の宴会には一番安く、黒豚サムギョプサルやチーズタッカルビなどボリュームも満点なCコースがおすすめだそう。ディナーでも豊富なメニューを楽しめるのが大きな魅力だ。
「おいしいですし、お店も広いので、大人数での食事の機会にもご利用ください」とオーナーのキム・ボムチュルさん。楽しく韓国料理を味わい尽くしてみよう。
営業時間:午前11時30分~午後11時(12月31日〜1月2日は休業)
予算:昼 800円~1000円 夜 3000円前後
予約:03-3814-7211 他ホームページなどからも可
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