東大新聞オンラインで10月に公開した記事の10月中のアクセスランキングを調べたところ、1位は「ミスター東大コンテスト2014」のファイナリスト・稲井大輝被告が、逮捕・起訴されたニュースだった(表)。稲井被告は自宅に30代の女性を連れ込んで乱暴した疑いで9月15日に逮捕され、10月5日に強制性交等罪で起訴、現在は保釈されているという。慶應義塾大学の過去のミスターコン候補が性犯罪の容疑者として逮捕される事件が起こる中、ミスターコン出場経験のある稲井被告の逮捕が大きな注目を集めた。
2位の記事では、社会人を経た後に東大に再入学した在学生・卒業生にインタビュー。再入学の経緯、良かったことや苦労したことについて2人に語ってもらった。3位の記事では、東大内の無線LAN「UTokyo WiFi」の利用状況を調査。多くの駒場生が不満を漏らす整備の現状について、学生と大学との間の認識の齟齬が明らかになった。
4位に入ったのは、今年の夏に中国をバックパックで回った松藤圭亮さん(理Ⅰ・2年)による連載「19歳が見た中国」の第1回記事だった。松藤さんはフェリーで中国に渡った後、上海や深圳など7都市を巡り、東大で知り合った中国人学生を訪問。船上や観光地での迫力ある写真と現地の人々との会話を織り交ぜた臨場感あふれる文章が、多くの読者を魅了した。全7回予定の連載は、現在も続いている。
5位には、森永ラムネとのタイアップ記事がランクイン。ロングセラー商品であり駄菓子屋やスーパーマーケットで必ずと言っていいほど見かける森永ラムネは、東大生協駒場購買部で近年売り上げを伸ばしており、一時は品薄状態になったこともあるという。記事では受験生時代から森永ラムネを食べていた東大生2人に、活用法や気に入っている点を話してもらった。多くの人に身近な存在である森永ラムネに興味を引かれて記事を読んだ人も多かったのではないだろうか。
8位は学生団体「UTokyo Sustainability」による「東大生のSDGs意識調査2018」への協力を呼び掛ける記事だった。団体紹介と共に、調査の詳細を説明。全学生に調査についての周知メールが配信されており、学生を中心に記事も注目を集めたようだ。
10位は「証券投資の日」である10月4日に本郷キャンパス安田講堂で開催された、お金の未来を考える公開講座「100年大学 開学記念特別講座」のレポート記事。特別講師として、小説家の羽田圭介さんと資産運用のロボアドバイザーサービスを提供するウェルスナビ株式会社の柴山和久さんが登壇して特別講義を行った。続くトークセッションでは元乃木坂46で現在タレントとして活動する生駒里奈さんが登場してお金との向き合い方を議論。東大生と生駒さんによる「お金のセンス」特別問題対決では、会場が大いに盛り上がった。
【2018年10月アクセスランキング】
2 人生の進路に新しい選択肢を 東大への再入学者2人にインタビュー
3 UTokyo WiFi 7号館に不満集中 学生と大学の間に認識の違いも
4 19歳が見た中国① フェリーに乗って、ぶっつけ本番中国語
6 東大職員、人材登用改革の成果は? 高度化と多様化を目指す
8 「東大生のSDGs意識調査2018」 UTokyo Sustainabilityが実施
9 ラクロス男子 成蹊大に逆転勝ちで決勝へ 終了間際に同点、延長戦で勝負決める
10 「100年大学 開学記念特別講座」が開催 タレント・生駒里奈さんらが出席
※当該期間に公開した記事のみを集計
過去のランキング
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