学術

2017年6月28日

【2017年5月アクセスランキング】高橋まつりさん関連記事に大きな注目

(左上から時計回りに)進学選択の日程表、満席となった五月祭シンポジウムの講演、京大戦で力の差を見せつけられた東大アメフト部

 

 東大新聞オンラインで5月に公開した記事の5月中のアクセスランキングを調べたところ、1位は東大OGで電通に入社後過労死した高橋まつりさんに関する記事だった。当時の友人やまつりさんの母の幸美さんに取材し、彼女の東大入学前や東大での姿、電通入社後の様子などに迫った。事件の遺族代理人である川人博弁護士は、近年特に若者の間に過労死が広がっていると主張。世間の事件に対する注目度の高さが反映された形だ。

 

 2、4位には高橋まつりさんの事件を扱った五月祭シンポジウムの関連記事がランクイン。この会では川人弁護士や幸美さん、働き方に関する4人の有識者を招いて講演やパネルディスカッションを行った。有識者が経験に基づいた働き方を提示し、大学生、現役で働いている世代の双方から多くの反響を呼んだ。

 

 3位は「Believeキャンペーン@東大」が主催した学生間での性暴力に関するワークショップの取材記事で、日本のずさんな強姦罪の定義の説明や「同意とは何か」を巡る議論の様子を追った。昨年の東大生による性暴力事件の記憶も新しい中、東大生の取り組みに注目が集まったようだ。

 

 5位に入ったのは、NHK Eテレで話題となった番組「ねほりんぱほりん」のプロデューサー・大古滋久氏のインタビュー記事。理系だった大学生時代や科学番組を作ろうと思って入ったNHKでの気付き、東大の多様性に関する意見などについて話を聞いた。

 

 6位には東大の進学選択に関する記事がランクイン。2年目を迎えた進学選択制度について、進学情報センターと本部学務課に取材し、昨年からの変更点を中心に注意すべき点をまとめた。8、9位は東大アメリカンフットボール部の試合速報記事。それぞれの記事で明治大学戦と京都大学戦を速報し、今季開幕以降厳しい戦いを強いられていることを伝えた。

 

【2017年5月アクセスランキング】

1         高橋まつりさんの死は人ごとか 東大OGの過労死を巡って

2         「新しい働き方」を考える 電通過労死事件の関係者らを招き五月祭シンポジウムを開催

3         学生間の性暴力を防ぐために 東大生有志のワークショップに女子部員が参加した

4         東大・五月祭で高橋まつりさんの母親と弁護士が講演 東大新聞主催シンポジウム

5         「ねほりんぱほりん」プロデューサーと考える 人間の面白さと東大生の多様性 – 東大新聞オンライン

6         東大進学選択注意点 自分の意志重視の志望へ 第2段階で変更大

7         【サークルペロリ】東京大学アマチュア無線クラブ 自分の力で通信

8         アメフト部 1部上位「TOP8」所属の明大に歯が立たず0―34で大敗

9         アメフト部 京大に35失点し完封負け オープン戦3連敗

10        東大社研・ベネッセ共同調査 勉強が「嫌い」な子、中2で過半数に

 

※当該期間に公開した記事のみを集計

 

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