英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)社が毎年発表している世界大学ランキングの最新版が6月19日に発表され、東大は昨年から一つ順位を上げて過去最高の22位だった。国内首位を維持し、アジア内順位も昨年同様4位だった。(表)
「学術評価」(100点満点、以下同様)は昨年、一昨年に続いて満点。「企業評価」は99.1 点(昨年比0.4 点減)で16位、「学生1人当たりの教員数」は93.3 点(同0.9 点減) で69位と両方昨年より点数を下げたものの高評価。「総合評点」は84.3 点(同1.0 点減)だった。
国際性は他の項目に比べ低評価。「外国人教員数」で11.1点(同1.2点減)「外国人学生数」では26.2 点(同0.7 点増)だった。研究力の指標とされる「教員1人当たりの論文被引用数」も67.9 点(同4.3 点減)と減少した。
他に国内で上位100校に入ったのは京都大学(33位)、東京工業大学(58位)、大阪大学(71位)、東北大学(82位)と去年と変わらない顔触れだった。1位は8年連続でマサチューセッツ工科大学だった。
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この記事は2019年7月2日号からの転載です。本紙では他にもオリジナル記事を公開しています。
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