内閣府は11月3日付で2021年度秋の褒章を発令し、東大からは塚谷裕一教授(東大大学院理学系研究科)が紫綬褒章を受章した。
塚谷教授の専門は発生生物学。葉の形が形成される仕組みやその多様性進化について研究しており、これまでにシロイヌナズナを対象として、葉の形や大きさを決定する遺伝子のメカニズムを解明するなどしてきた。07年には優れた成果を挙げた若手研究者を顕彰する日本学術振興会賞を受賞している。
紫綬褒章は科学技術分野において優れた発明・発見をした、あるいは学術およびスポーツ・芸術文化分野で優れた業績を挙げた人物に授与される。今年秋は、塚谷教授をはじめ90人が受章した。