東京・六本木の路上で「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のデモに反発し、自転車で参加者に体当たりするなどしたとして、警視庁麻布署は18日、暴行容疑で、東大生(22歳)を現行犯逮捕した。同署によると、22日時点では「暴行はしていない」と容疑を否認している。
複数の報道発表によると逮捕理由は、港区六本木の路上で、18日午後3時10分ごろ、デモ隊に自転車で突っ込み、在特会員の男性に体当たりするなど暴行を加えた容疑としている。
同署によると、容疑者の東大生は在特会などのデモ活動に反対する市民団体「レイシスト(人種差別主義者)をしばき隊」の「男組」というグループの関係者という。報道発表によると、デモ隊の反対側の歩道から自転車で車道を横断して突入し、警戒中の同署員に取り押さえられた。
在特会は在日朝鮮人の日本への特別永住資格などの撤廃などを求める市民団体。デモや集会などでの在日韓国人・朝鮮人への過激な言動から、対立する市民団体も存在する。
東大生の逮捕については、過去にはネットオークションの詐欺容疑によるものなどがある。
(2014年1月28日号より)