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2014年3月12日

前期合格発表 掲示実施されず 合格最低点、文科各類軒並み低下

2014年度入学試験(前期日程)の合格者が10日午前11時50分ごろ、東大のウェブサイトで発表された。今回は本郷キャンパス弓道場前での合格者番号の掲示が実施されず、発表時刻になっても弓道場前では受験生の姿がほとんど見られず閑散としていた。

合格者最低点は、文Ⅲで20・1点、理Ⅰで8・4点ほど下がるなど前回に比べ全体的に低下。文Ⅰで332・7点(550点満点、以下同様)、文Ⅱで331・6点、文Ⅲで327・1点ほどとなり、上から文Ⅰ、文Ⅱ、文Ⅲだった。

理系では理Ⅰで307・4点、理Ⅱで309・7点、理Ⅲで372・4点ほどだった。前回と異なり、理Ⅰより理Ⅱの方が上だった。

全科類での合格者最高点は理Ⅲの483・6点ほどで、前回より14・7点ほど上昇。全科類での合格者最低点は理Ⅰの307・4点ほどで、前回の理Ⅱより4・6点ほど上がった。

今回の14年度入試から少なくとも3年間、前回まで実施されていた弓道場前での合格者番号の掲示が中止される。弓道場前が総合図書館の建設工事の資材運搬通路となっているため。弓道場前の通路の端には10日現在、フェンスが設置され、仮設通路設置工事の準備が進んでいる。合格者番号の発表は、東大のウェブサイトへの掲載と電子郵便での通知のみとなった。

後期日程試験の第1段階選抜の結果も同日に発表され、514人が選抜された。理Ⅲを除く全科類100人の募集に対し、前回に比べて139人多い3047人が志願していた。試験は13日に本郷キャンパスで実施され、22日に合格者が発表される。前期日程試験と同様、弓道場前での合格者番号の掲示は実施されない。後期日程試験は次回の15年度入試を最後に終了し、実質的に推薦入試へ移行される。

(2014年3月10日号より)

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