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2014年3月3日

2014年度前期試験 文科、倍率の低迷続く 理Ⅰは大幅に上昇

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2014年度入学試験(前期日程)が2月25~26日に実施された。昨年文Ⅰで実施されなかった大学入試センター試験の結果に基づく第1段階選抜は全ての科類で行われた。しかし文科各類では入学志願者数が募集人数に対する倍率をわずかに上回るにとどまり、文Ⅱ、文Ⅲの第1段階選抜合格者最低点は昨年に比べ50点以上低下した。

本郷キャンパスでは2月25日、予告していた8時20分より30分ほど早く開門。開門前の正門前では受験生が30人ほど列を作って並んでいたが、開門後は大きな列はできず、受験生は円滑にキャンパス内に入ることができた。本部広報課によると、本郷地区、駒場地区共に、目立ったトラブルは報告されなかったという。

試験当日の朝の応援活動について、本郷地区では「敷地内と本郷通りでの応援・勧誘を全面的に禁止する」との通達がなされた。これはオリエンテーション委員会が2月20日に、東大との協議の結果による昨年からの変更点を各部活、サークルなどに伝えたもの。一方で試験当日は、特別な許可を得ていない団体が本郷通りで印刷物を配布する様子も見られた。駒場Ⅰキャンパスでは昨年と同様、正門付近での応援活動が禁止された。
昨年文Ⅰで実施されなかった第1段階選抜は、全ての科類で実施された。しかし文科各類では文Ⅰの倍率が3・06倍、文Ⅱが3・05倍、文Ⅲが3・17倍と、第1段階選抜を実施する倍率の約3・0倍をわずかに上回るにとどまった。文Ⅰの第1段階選抜合格者最低点は375点で、文Ⅱ、文Ⅲは昨年から50点以上の低下。理Ⅰは、第1段階選抜合格者最低点が昨年より107点上昇した。

14年度学部入試では総合図書館の工事の影響で、本郷キャンパス弓道場前での合格者番号の掲示が実施されない。本部施設部によると2月24日現在、弓道場前は埋蔵文化財調査工事の土砂運搬などの資材搬入通路で、仮設通路設置工事の準備も進んでいるという。合格者番号は、東大のウェブサイト(http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/h26/0310_01.html)への掲載と電子郵便での通知のみになる。発表は10日午後1時ごろの予定。

後期日程試験は13日、本郷キャンパスで実施される。後期日程試験には理Ⅲを除く全科類100人の募集に対し3047人が志願している。前回に比べ、志願者数は139人増えた。センター試験の結果を用いる第1段階選抜の結果は、前期日程試験の合格者番号と同時に発表され、前期日程試験の合格者を除き、約500人が選抜される。

(2014年3月3日号より)

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