残暑もようやく終わり、秋の過ごしやすい気候が訪れるようになった今日この頃。世間ではラグビーワールドカップなどでスポーツへの関心が高まっている。そこで今回は、過去に東大新聞オンラインで公開された記事の中から、スポーツに関連したお薦めのものをいくつか紹介する。興味のある記事はぜひ記事の本文を読んでみてほしい。
まずは、一風変わった「ラグビー」の魅力について。フィールド上ではなく、砂浜の上で行われるビーチラグビーというスポーツを知っているだろうか。記事「スピーディで戦略的。ビーチラグビーというスポーツで、僕らが全国優勝を目指すわけ」では、ユニークで熱気あふれるビーチラグビーに本気で挑む東大生チームの活動に迫る。ラグビーとは呼ばれるものの、ルールは異なる。例えば、タックルの代わりにタッチで相手を止めたり、5人対5人で対戦したりする。ラグビーのような激しいタックルはないが、炎天下の砂浜を縦横無尽に駆け回り、他のスポーツとは違う熱気を帯びている。
もうすぐ今年最後の大相撲である十一月場所が始まるなど、相撲も見逃せない。東大で本格的に相撲に取り組む部活を取り上げるのが、記事「サークルペロリ 東京大学運動会相撲部」。部員は9人と少ないものの、5月に開催された全国国公立大学対抗相撲大会の団体戦で3位に入るなどの実績を持つ部活だ。駒場キャンパスに設置された土俵付きの練習場で、週3回汗を流す。部員の話を中心に、基本動作から実戦形式の練習までの地道な鍛錬を支えるモチベーションとは何かに迫る。
「部員目線」で試合を解説した記事も注目だ。連載寄稿「部員が見る東大軟式野球2019秋」(リンクを押すと連載第1回の記事に移動します)では、東大の軟式野球部員に秋季リーグの模様を伝えてもらった。春季リーグ終了に伴う4年生の引退と1年生の加入を経て、新チームで挑んだ本リーグ戦。春季優勝の明治大や早稲田大などの強豪校と熾烈(しれつ)な競争を繰り広げた。部員だからこそ分かる苦悩や努力も交えつつ、深く試合を掘り下げる。
パラスポーツへの理解も重要だ。記事「東大運動部の幹部が合宿所に集結 ブラインドサッカー体験から得られる学びとは?」では、ブラインドサッカーを通してスポーツのコミュニケーションを考える。参加者は目隠しをした状態で、難しい動作を段階的に行う。まずは声だけで伝えられた動作を実践。次に名字や身長順などで一列に整列し、最後にブラインドサッカーへと移った。視覚に頼れない分、声だけで意思や動作のイメージを伝える大切さ。ブラインドサッカーは、全てのスポーツに通じるコミュニケーションの重要性を教えてくれる。
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「東大新聞オンラインPICK UP」は東大新聞オンラインに掲載された過去の記事から、特定のテーマに沿ったお薦めの記事を紹介するコーナーです。
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