新年度が目前に迫る季節、心機一転して新しいことにチャレンジしたい人も多いだろう。そこで、周囲の環境も一新する手段として留学を考えてはいかがだろうか。今回は過去に東大新聞オンラインで公開した記事の中から「留学」をテーマにしたものを選び、お薦めの記事として紹介する。ぜひ気になる記事は本文を読んでみてほしい。
まず、長期留学を考える前の踏み台として、短期の海外プログラムに参加してみるのもいいだろう。記事「東大の海外プログラム特集 世界に踏み出すきっかけに」では、東大に用意されているさまざまな海外プログラムや、2018年度から新たに導入された国際総合力認定制度について紹介。参加者の体験談からは、プログラムの魅力が伝わってくる。国際総合力認定制度は既存のものに比べて、気軽に国際体験が積めるプログラムだ。
二つ目は、記事「【蹴られる東大⑦】勉強に対する姿勢の差 東大生は勉強していると胸を張って言えるか」。全学交換留学制度を用いて米国のプリンストン大で学んだ東大OGの船引まどかさんに話を聞いた。東大での学びは浅く広く、プリンストン大での学びは狭く深いといった両大学の違いや、ディスカッション中心で予習復習が必要な授業の内容、留学中の生活について掘り下げている。東大生の勉強に対する意識について考えさせられるとともに、留学の具体的なイメージがつかめるだろう。
記事「東大に代わるアジア大学ランキング首位 シンガポール国立大とはどのような大学なのか」でも同様に、シンガポール国立大の国際性や充実した学習環境を、東大との比較とともに知ることができる。
東大生による留学体験記も豊富だ。額田裕己さんによるFLYプログラムの体験記では、ニュージーランドにおける多様性あふれる語学学校の様子や旅行中の出来事が、美しい大自然の写真とともに描かれている。OGの後藤美波さんによる連載「映画留学記」は、米コロンビア大フィルムスクールに留学する中での映画製作やニューヨークの生活について書いたものだ。連載「パレスチナ留学記」は、現地に行かないと知ることができない、「イスラーム」で一括りにされがちなパレスチナの実情を描いた。サンクトペテルブルク国立大に留学した学生による「ロシア留学記」では、留学を決意した経緯や、ロシア人学生と交わした議論がつづられている。
最後は、シンガポールからPEAK生として東大に留学したディオン・ン・ジェ・ティンさんに話を聞いた記事「『東大留学生ディオンが見たニッポン』のディオンさんに聞く、留学のすすめ」だ。留学先で異文化になじむ秘訣などといった留学に役立つアドバイスとともに、留学を通じて成長したことや世界観の変化、留学の利点について語っている。これを読めば留学の意義が大いに感じられるに違いない。
【東大新聞オンラインPICK UP】