東大の学生有志は3月4日、東大当局に対し、イスラエルによるガザ地区への攻撃に関し、即時停戦などを呼び掛ける声明の発出を求め署名を提出した。
署名は2月1日よりインターネット上で集められ、東大の学生・教職員のべ99人(学生92人、教職員7人)の賛同を得た。署名は①東大がガザ侵攻に関する声明を出すこと②東大が声明を出さずとも学内の構成員が同侵攻について意思を表明する機会を設けること―を目的とし、関連する9項目について署名者がそれぞれ賛同の可否を選択できる方式。
署名を呼び掛けた学生は、署名は主にSNS上のみでの広報だったが「(多くの方が)賛同くださったことに感謝と驚きでいっぱい」とコメント。「表立って主張することは少なくても、パレスチナ/イスラエルに関心を持っている方が潜在的に多く」いることの表れと受け止めた。
呼び掛け人は、これまで学内でパレスチナ問題に関連するセミナーやドキュメンタリーの上映会を開催してきたが、場所や時間に縛られず、かつ前例として残る活動が必要と考え署名活動を始めた。
署名提出に当たり3月3日に一時的に締め切られていた署名の募集フォームは再開された。新たに受け取った署名はサイト上で順次公開されている。