第75回駒場祭が11月22日(金)〜24日(日)に開催される。今年はサークルからクラスの出店まで計200団体以上が出展し、いずれも独自のアイデアと工夫が光る内容となっている。本特集では、多種多様な企画の中から11の東京大学新聞社おすすめ企画を選び、各担当者に寄稿してもらった。(画像は各団体の提供、構成・渡邊詩恵奈)
東京大学地文研究会天文部
東京大学地文研究会天文部は、第75回駒場祭にて、2019年以来、実に5年ぶりにプラネタリウムを上映いたします。
駒場祭に向けてのプラネタリウム制作はもともとは天文部の主な活動でした。
しかし、新型コロナウイルスの蔓延によって活動が停止し、その技術と知識は受け継がれることなく失われる…はずでした。
先輩方が残した思いは、たとえ直接でなくとも、後輩たちに伝わっていたのです。
当時を知る先輩方と幾度となくミーティングを重ね、部室に残された過去の部品をもう一度組み上げ、試行錯誤を繰り返し、ついに、プラネタリウムの上映が現実のものとなりました。
プラネタリウムの上映だけでなく、部員が合宿で撮影した美しい天体写真や、プラネタリウムの投影機の解説なども展示いたします。
部員たちの熱い思いを、頭上で輝く星々から受け取ってくださると幸いです。
※天文部公式X(@UT_Tenmonbu)で最新情報を配信しておりますので、そちらもあわせてご確認ください。
※1回200円、整理券制(公演1時間前より配布予定)となっております。
※上映は予告なく中止になる事があります。ご了承ください。
【団体名】東京大学地文研究会天文部
【企画名】プラネタリウム〜甦る星空〜
【開催日時】11/22 午前12時〜午後6時
11/23 午前10時〜午後6時
11/24 午前10時〜午後3時
【所要時間】各回40分程度
【開催場所】第1体育館3階 球技場
東京大学大学院情報学環教育部有志
情報学環教育部は東大生・他大生・社会人が文理の垣根を越えて集い、情報・メディア・コミュニケーション・ジャーナリズムを学ぶ、学内でも出色の組織です。各自のバックグラウンドを生かし夕刻から始まる講義や自主ゼミで学びを深めています。
昨年の駒場祭、今年の五月祭に引き続き、今回もウクライナ起源とされるボルシチを提供する「キーウの台所」を出店します。そのテーマは「平和」です。2022 年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻から、2年9カ月が経過しました。ガザでも戦火が広がる中で、ニュースへの露出機会も減り、ウクライナが未だ戦禍にある事実を忘れかけているのが現状です。
かつてソ連の穀倉地帯でもあったウクライナの国民食のボルシチは、無形文化遺産にも認定されています。そして、ボルシチはウクライナのみならず、ロシアの国民食でもあります。おそらく今この瞬間も、両国の家庭や戦場でボルシチは作られ、そして食べられ続けていることでしょう。
「キーウの台所」では、来場者の方々に「ボルシチって、こんな味なんだ」と知っていただけたらうれしいです。「ボルシチを食べる」という実体験で、ウクライナの平和に思いを馳せていただけたら、駒場祭でのささやかな「特別講義」となる気がします。
【団体名】東京大学大学院情報学環教育部有志
【企画名】キーウの台所
【開催日時】11/22〜24
【所要時間】なし(随時提供)
【開催場所】センターコートB②