対面とオンラインのハイブリッド開催の五月祭。入構制限なしでの開催は2019年以来実に4年ぶり。本特集では、3日間に分けて東大新聞厳選の9企画と、二つののおすすめプランを紹介する。どの企画も知れば知るほど面白い。当日は、さまざまな企画に積極的に足を運んではいかがだろうか。（情報は4月26日現在、紹介文、画像は全て各企画提供）（構成・新内智之）

 

東大水族館

 

 

　海の生き物たちはどのような環境で、どのような工夫をしながら暮らしているのでしょう？

 

　キャンパスだけでなく、時には船の上で、海や生き物の勉強をしている東京大学農学部水圏生物科学専修の学生17人で小さな水族館を作りました。魚たちの素敵さや魅力を通して、小さなお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで世代を問わず、皆様に笑顔や癒しをお届けいたします。生き物の動きや姿形などゆっくりご覧いただけたらうれしいです。

 

　また、私たちが大学でどのようなことを学んでいるのか、スケッチブックでご紹介いたします。小中高生の皆様には、皆様が今されている勉強が大学のどのような学びにつながっているのかなど、お話しできたらと思っておりますので、水族館に立つ学生にお気軽にお声がけいただけましたら幸いです。

 

 

そして、五月祭のために魚類の透明標本やウミウシの樹脂標本、さらにはTシャツも作成いたしました。お土産などにご購入いただけましたらうれしいです。

 

　日々一生懸命勉強し、他愛のないことで笑ったりしながら1年間を共に過ごしてきた17名が愛情を込めて作成した水族館になります。皆様のご来場、心よりお待ちしております。

 

【団体名】東京大学農学部水圏生物科学専修

【企画名】東大水族館

【開催日時】5/13、14終日

【所要時間】15〜30分ほど

 

 

東京大学法律相談所

 

 

　東京大学法律相談所は、「東京大学医学部に附属病院があるように、法学部にも法律相談所を」という考えから1947年に設立されました。無料法律相談を主に行い「学問的研鑽」と「地域社会への貢献」という二大理念を追求しています。

 

　現在、当団体は東京大学の法学部生の約3分の1が所属する大きな組織となっています。また、OB・OGの方々との交流も盛んで、日頃の相談活動の際にもアドバイスをいただいております。

 

　法律相談所は、五月祭で「模擬裁判」という企画を開催します。

 

 

模擬裁判は、台本や判決文の作成から演出まで所員が一から制作する、圧巻の法廷劇です。法律になじみのない方にも法律を身近に感じてもらうことを目的としています。例年、五月祭の「みどころ企画」として取り上げていただくほど人気の企画となっています。

 

　今年度の模擬裁判は、「個人のプライバシーと公共性」がテーマです。誰もが情報を発信できる現代社会において、気軽に発信された一つの投稿が与える計り知れない影響を「裁判」という形で表現します。

 

　今年度は入構制限も解除され、多くの方に対面でご来場いただけます。臨場感溢（あふ）れる模擬裁判を是非ご体感ください。

 

【団体名】東京大学法律相談所

【企画名】法律相談所模擬裁判

【開催日時】5/13　11:05〜13:05

【所要時間】2時間程度

 

 

東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST

 

 

　私たち東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTは「科学の面白さを、多くの人に伝えたい。」という理念のもとで、学校や科学館などでサイエンスショーや実験教室を行ったり、科学コラムを載せたメールマガジンの配信や科学に関する書籍の執筆を行ったりしています。五月祭では子供から大人まで全てのお客様に楽しんでいただける企画をご用意しています。

 

 

今回のサイエンスショーのテーマは「空気の流れ」。人間の進歩と切っても切れない関係にある空気の流れの性質を派手な実験で説明します。ショーの終了後には実際に体験できる実験もあるかもしれません！？

 

　また、ショーを行っていない時間には工作企画を実施します。磁石に関連した工作を3種類ご用意しています。作るだけで終わらずに、その原理まで説明します。参加される際は当日に配布する整理券が必要です。

 

　他にも、CASTのメンバーと近い距離で交流しながら楽しめるサイエンスミュージアムも開催しています。こちらは工学部2号館2階のフォラムで行っております。1ブース10分程度で楽しめるのでぜひ、覗いてみてください！

 

 

【団体名】東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST

【企画名】なるほど体感！サイエンスショー@本郷

【開催日時】5/13、14　時間は五月祭公式サイトをご覧下さい

【所要時間】サイエンスショー：30分、工作：15分

 

 

東京大学フラメンコ舞踏団

 

 

　東京大学フラメンコ舞踏団は、スペイン発祥のフラメンコを踊るサークルです。毎週火・木曜日、駒場キャンパスで練習しています。火曜日にはプロのフラメンコダンサーに指導していただき、曲の振り付けをお願いしています。いつも本格的な振りを用意してもらいますが、部員各々のレベルに合わせたものなので、自分のペースで上達することができます。

 

　実は、今回初めて五月祭を経験する部員が大半で、広い本郷キャンパスでのステージに胸を躍らせています。先輩から、昨年は入構制限がありお客さんが少な

 

かったと聞いているので、今年こそは多くの方に鑑賞していただきたいです。フラメンコに対し情熱的なイメージを抱く人が多いと思いますが、今回の演目には爽やかな曲やクールな曲、皆で盛り上がれる曲など多様な楽曲が含まれます。そして、足のステップで板を鳴らす音や、プロのギタリストによる演奏、部員の歌とパーカッションなど迫力ある音楽も魅力です。ぜひ生で感じてください！部員一同楽しんでパフォーマンスするので、一緒にラテンの風を感じましょう！気になった方は部のSNSやYouTubeもチェックしてみて下さい。

 

【団体名】東京大学フラメンコ舞踏団

【企画名】五月祭公演

【開催日時】5/13　15:45〜16:45

　　　　　　5/14　12:55〜13:55

【所要時間】1時間

 

 

東京大学ミュージカルサークルClavis

 

 

　こんにちは、東京大学ミュージカルサークルClavisです。Clavisは東大唯一のミュージカル専門サークルで、普段は年2回の公演に向けて練習を行っています。五月祭では、屋外ライブと動画配信を企画しています。様々なミュージカル作品の中から選んだ曲をオムニバス形式で披露します。恋人同士のラブラブな曲などもあるのでマスクをつけたままの発表となりますが、それでもお客さんに向かってマイクで歌う機会を持てることがうれしいです。

 

　さらに、オンラインでは本郷キャンパスで撮影したMVを配信します。本郷キャンパスにある美しい建物群を、城や街道に見立ててミュージカルを演じた動画を製作中です。本郷キャンパスを周りながら日常と非日常のミックスをお楽しみいただけます。

　ミュージカルは近寄りがたい、と思っている方はまだまだ多いと思います。ですが、映画原作の作品（ディズニー映画、ラ・ラ・ランド等）や有名な洋楽で作られた作品（マンマミーア！、We Will Rock You等）、題名の知名度が高い作品（オペラ座の怪人、レ・ミゼラブル等）など、様々なテーマ別に曲を取りそろえています。ミュージカルファンも初心者も楽しめるセトリになっているので、お楽しみに。

 

【団体名】東京大学ミュージカルサークルClavis

【企画名】Clavis五月祭ライヴ

【開催日時】ライブは13日のみ、オンライン配信は両日

【所要時間】〜30分