第75回駒場祭が11月22日(金)〜24日(日)に開催される。今年はサークルからクラスの出店まで計200団体以上が出展し、いずれも独自のアイデアと工夫が光る内容となっている。本特集では、多種多様な企画の中から11の東京大学新聞社おすすめ企画を選び、各担当者に寄稿してもらった。(画像は各団体の提供、構成・渡邊詩恵奈)
東京大学狩人の会
東京大学狩人の会は、千葉県君津市の古民家を拠点とし、罠、網、銃を用いて狩猟を行うインカレサークルです。野生動物との共生、一生命としての自覚、自給自足を理念に、狩猟だけでなく、それに付随する解体や調理、皮なめしや標本作りなども行っております。
さて、狩人の会は駒場祭に2つの企画を出しております。
「狩人の会ジビエソーセージ」では、鹿のソーセージとイノシシのソーセージを食べ比べることができます。普段私達が狩って食べているジビエ肉の美味しさを知ってもらおうと、千葉県産のジビエ肉を用いたオリジナルブレンドのソーセージをその場で焼いております。ジビエというとにおいがきついと思われがちですが、正しく処理されたものは全く嫌な風味もなく、むしろ豚や牛より旨みが強く、味わい深いです。是非ご賞味ください。
「骨と狩猟展」では、我々が製作した毛皮や骨格標本の展示や、猟具の展示を行います。これらの展示品はすべて触ることができ、更に狩人の会メンバーによる解説で狩猟の魅力を余すことなくお伝えします!展示のほかにも、狩猟由来の品を使ったワークショップや、ミニゲーム、罠の実演などを行う予定ですのでぜひご来場ください。
【団体名】東京大学狩人の会
【企画名】狩人の会 ジビエソーセージ
骨と狩猟展
【開催日時】11/22〜24(飲食は完売次第終了)
【所要時間】なし
【開催場所】博物館北A4(飲食)
21KOMCEE East 2階 K211(展示)
東京大学運動会躰道部
「躰道」は、戦後に空手から派生した武道で、体軸の変化を利用し攻防を展開します。突き蹴りに加えて、バク転やバク宙といった器械体操の要素も取り込まれており、空間を縦横無尽に使った美しくアクロバティックな動作が魅力です。
東京大学運動会躰道部は、2001年に発足し、今年で24年目を迎える部活動です。先輩方にご指導をいただきながら、学部1年から4年までの総勢80名弱の部員で、日々躰道の稽古に励んでいます。10月に行われた全国学生躰道優勝大会では数々の競技で優勝、入賞を果たし、総合優勝で前人未到の16連覇を達成しました。
今年の駒場祭の演武会は、今年の5月に入部したばかりではありますが、先の全国学生躰道優勝大会で輝かしい成績を収めた1年生が主体となってお送りいたします。
演武会の中では躰道や躰道部についての説明とともに、躰道で用いられる様々な技や、「法形」・「展開」・「実戦」の3つの競技を披露いたします。
皆様に躰道という武道について少しでも知っていただければ幸いです。
【団体名】東京大学運動会躰道部
【企画名】東京大学運動会躰道部演武会
【開催日時】11/23 午後2時〜午後3時30分
11/24 午前9時30分〜午前11時
【所要時間】60分
【開催場所】第1体育館1階 柔道場
NPO法人FOS
私たち、NPO法人FOSは、教育における地方格差や情報格差、ジェンダー格差など様々な格差を是正することを目的として、「全ての人に、教育という光を」というミッションのもと、子どもたちを対象に日々教育支援を行っています。40名ほどの大学生によって運営されており、そのうちの8割が東大生です。地方の中高生を東大に招き、大学の先生による模擬授業やキャンパスツアー、大学生との交流会を行ったり、中高生への公的学習支援所の運営やオンラインでの学習支援、不登校の方々への居場所作り支援などを行ったりしています。多岐にわたるそうした日頃の活動をより良くしていくため、教育格差について班ごとに調査を行いました。
・貧困家庭環境班(「貧困家庭の抱える困難」)
・ジェンダー班(「男女間の理系科目における学力差や進路選択の違い」)
・キャリア班(「高校の特徴別、進学支援アプローチ法」)
・メンタルヘルス班(「困ったときの居場所」)
この4班が、その成果を簡単にまとめ、展示しています。展示が今日の教育についての理解を深め、考えるきっかけとなれば幸いです。
【団体名】NPO法人FOS
【企画名】教育の格差を考える
【開催日時】11/22〜24終日
【所要時間】10〜30分程度
【開催場所】コミュニケーション・プラザ北館3階 身体運動実習室2