1月25日、東大は「高校生のための東京大学オープンキャンパス2024」を8月6日・7日に行うと発表した。20年度以来5回連続でのオンラインのみでの開催となる。
担当部局は東京大学新聞社の取材に対し、オープンキャンパスは入学試験だけでなく、東大の教育・研究成果を社会に発信する機会だと説明。オンライン開催の理由として①地方や海外からの参加促進②対象を高校生・既卒生に限定しない企画の実施③時期が重複する東大大学院入試・追試に適した環境の確保④熱中症等の安全面でのリスク回避ーが見込まれることを挙げた。
参加者からはオンライン開催に対し一定の評価を得る一方、実地開催を望む声も多いという。担当部局はオープンキャンパス参加者に向け春期に実施する「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラムなどの実地開催型プログラムを行う場合は周知するとしている。25年度以降の開催形態については、ハイブリッド開催や対面開催も含め未定。
オープンキャンパスでは例年、各部局が学部説明会や模擬講義などを行う。現在、現地でのキャンパス見学の代替として、20年のオンライン化に伴って構築された、VRで本郷キャンパスを見学できる「バーチャル東大」が常時公開されている。