東大は3月31日、4月12日に挙行される入学式で、新入生とその家族などのマスク着用を基本的に「個人の判断に委ねる」と発表した。家族などについては入学生1人につき2人まで入場を認める方針が発表されている。入学式のマスク着用が義務付けられず、家族などの入場が許可されるのはいずれもコロナ禍前の2019年度以来4年ぶり。
入学式は例年通り日本武道館で挙行される。家族などの入場には入学式案内同封の「ご家族用入場券」が必要。来場できない人に向け、式典のインターネット配信も行われる。東大は発熱などがみられる体調不良者の参加を控えるよう求めているほか、感染症拡大の状況によっては開催規模を縮小する可能性があるとしている。
文部科学省の決定に基づき、東大は4月1日から学内でのマスク着用を任意としている。3月23、24日挙行の学位記授与式・卒業式では修了生・卒業生のマスク着用を任意としたが、家族などには着用を求めていた。