東大のニューヨークオフィスが改装工事を経てリニューアルオープンした。8月4日にこれを記念して開所式典・記念講演がオンラインで開催され、藤井輝夫総長や相原博昭理事・副学長(経営企画、財務、社会連携・産学官協創担当)らが出席した。
改装工事によって、中小規模のセミナーやワークショップなどが開催可能なオープンスペース「ニューヨークオフィスサロン」が新しく設けられた。
開所式典では、林香里理事・副学長(国際、ダイバーシティ担当)ら4人の大学役員・教員によりオフィスの設立経緯、リニューアル事業の概要、今後の国際展開などについて講演が行われた。式典終了後は、河岡義裕特任教授(東大医科学研究所)による新型コロナウイルスに関する記念講演が続いた。
同オフィスは、米国での研究、教育、社会連携活動の推進、東大の活動情報の発信を目的としている。これまでにセミナーや会議、米国の研究者や大学とのワークショップなどを開催してきた。2015年に医科学研究所と藤井総長が当時所長を務めていた生産技術研究所の支援によって設立された後、19年には運営主体を全学組織である社会連携本部へと移行した。これに伴い昨年2月からオフィスの機能拡充を目指した改装工事を行っていた。