米ニューヨーク市に設置された東京大学ニューヨークオフィスの開所式が11月6日に挙行された。式は英語で進められ、ニューヨーク在住の東大関係者を中心に128人がオフィスの幕開けに参加した。
(開所式の様子)
開所式では、医科学研究所の清野宏教授(炎症免疫学分野長)が司会を務めた。
古谷研大学理事・副学長は開式の辞で、「米国東海岸地域向けの情報発信、米国諸機関との共同研究推進のプラットフォーム構築を目指す」という東大ニューヨークオフィスの理念に触れ、東大がグローバルな舞台において様々な研究分野をリードしていくことが大切だと述べた。
(生産技術研究所の紹介を行う藤井輝夫所長)
生産技術研究所(IIS)の藤井輝夫所長は、IISの歴史、組織概要、研究拠点の世界規模での拡大についてスライドを用いて紹介。
(医科学研究所の紹介を行う村上善則所長)
医科学研究所(IMSUT)の村上善則所長はIMSUTについて同様にスライドを用いて紹介した。
閉式の辞は野城智也大学副学長・生産技術研究所教授が述べた。
(閉式の辞を述べる野城智也教授)
野城教授は、ニューヨークの多様性を強調した上で、多様なフィールドで活躍する人々が集まり、コラボレーションを通して国境を越えた協働が生まれることの必要性を主張した。
(取材・写真 後藤美波)
2015.12.13 医科学研究所 村上所長のお名前が「義則」となっていましたが、正しくは「善則」でした。お詫びして修正いたします。