2023年度前期日程試験の第2次学力試験が2月25〜27日、本郷キャンパス・駒場Ⅰキャンパスで実施され、文理合わせて約8500人が試験に臨んだ。例年通り25日に国語と数学、26日に地理歴史と理科、外国語の試験が実施され、27日には理Ⅲ受験者対象の面接試験が行われた。25、26日には外国学校卒業学生特別選考の第2次選考のうち、小論文・学力試験も行われた。(写真=本郷キャンパス)
東大は20年度2次試験以降、試験会場での新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施しているが、前年度より規模を縮小。当日朝の体温の記入用紙の提出義務を廃止した。
26日に実施された物理では「例年に比べ大幅に難化した」という受験生の声がSNS 上で相次ぎ、大手予備校の講評でも難化の評価が複数見られた。
合否は3月10日12時ごろ、東大のウェブサイト上で発表され、前期日程試験の結果は今回から導入されたウェブシステム上でも照会できる。新型コロナウイルス感染予防などのため、本年度も番号の掲示は行わない。これまで成績照会は合格者・不合格者とも郵送での対応となっていたが、23年度入試ではウェブシステムのみで参照可能となる。
前年に引き続き新型コロナウイルスに罹患した入学志願者の受験機会も確保する。大学入学共通テストの結果や調査書、理Ⅲ受験者への面接で合否判定を行い、合格発表は3月26日に行う。
2月14日の第1段階選抜合格者発表では、文Ⅲで第1段階選抜が実施されなかったことが発表されている。
【記事修正】2023年3月5日午後11時38分 「理Ⅲ類受験者」となっていたものを「理Ⅲ受験者」表記に修正しました。