東大公共政策大学院は3月1日、政治家の區諾軒(アウ・ノックヒン)さん(公共政策大学院博士課程)が香港で起訴されたことを受け、英語で声明を発表した。
報道によると、區さんは香港への帰国直後の1月6日、国家安全維持法違反の疑いを理由に香港警察に逮捕された。その後保釈されたが、パスポートやパソコン、スマートフォンの押収は続いている。
声明は、これらの押収対象物が、比較社会福祉政策を専攻する區さんの研究に欠かせないことを指摘。押収行為は、大学院の全面的な支援の下で博士課程に集中するという、區さんの揺るぎない決意を妨げるものだ、と非難した。その上で、近い将来區さんの疑いが晴れることを確信しており、區さんが本来あるべき姿で学術界に戻ることを切望している、と締めくくっている。
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