教養学部学生自治会は9日午後5~8時に駒場Ⅰキャンパス21KOMCEE Westで、教養学部当局とカリキュラムや施設などについて学生側の要求を討議する「学部交渉」を行う。当日議論するのは、教職員・学生の代表者が定期的に意見交換・情報共有をする制度の導入など、要求全11項目のうち5項目(表)。交渉は学生・教員など東大構成員であれば誰でも傍聴可能だ。
要求項目は構内の街灯拡充から必修科目の成績評価の規格化まで幅広い。履修できる授業数を制限する「キャップ制」の上限を拡大する要求も、昨年度学部交渉に続いて提示する。
学生自治会は要求の数を昨年度の36項目から11項目へ削減し、議論の実質化と要求の実現を狙う。学生自治会会長の福田樹生さん(2年)は、東京大学新聞社の取材に「学部交渉は、私たち学生が学生の立場で大学運営に参加し、身近な環境を改善していくためのステージ。学生の皆さんはぜひ本交渉の会場に来てほしい」と意気込みを語る。
学部交渉は今年1月、4年ぶりに復活。今回が復活後2回目となる。前回は学生自治会・教養学部の準備の遅れから1月にずれ込んだが、今回以降は基本的に年1回、10~11月に開催する方針だ。
この記事は、2016年11月8日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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