スポーツニュース

2014年10月22日

東大軟式野球、東日本大会出場ならず

軟式野球部(東京六大学軟式野球連盟)は15日、東日本大会進出を懸けたプレーオフ(2位決定戦)で早稲田大学、立教大学と戦った。3校が1勝1敗で並んだため最後は抽選を実施、早大が東日本大会への切符を手にした。

プレーオフ第1試合(15日)

東大|000000020|

早大|000010000|1

東大は大川慎治投手(理Ⅰ・1年)が先発。三回に2死三塁、四回にも2死二、三塁のピンチを招くも、無失点で乗り切る。しかし五回、四死球を与え2死二、三塁とされると、暴投で先制点を献上した。

1点をリードされたまま迎えた八回。東大はヒットで出塁し2死二、三塁の好機を作ると、藤田右京選手(工・3年)がレフトに適時打を放つ。一挙2点を奪い逆転すると、その後は早大を0点に抑え、プレーオフ第1試合に勝利した。

プレーオフ第2試合(15日)

東大|000000001|1

立大|20100600 ×|9

勝利すれば東日本大会進出が決まる状況で迎えた第2試合。先発は瀬戸翔三郎投手(工・3年)だったが、序盤から立大に打ち込まれる。初回に適時打で2点を失うと、三回にも1点を追加される。六回には野手の複数のエラーなどで一挙6点を奪われ、9失点。

東大は九回に三塁打から1点を返したが、反撃はここまで。プレーオフ第2試合は完敗を喫し、早大と立大が戦う17日のプレーオフ第3試合の結果を待つことになった。

プレーオフ第3試合

プレーオフ第3試合は投手戦になった。五回に立大、七回に早大が1点ずつを奪うも同点のまま13回を終了。14回以降は大会規定で無死満塁から攻撃を開始することになった。14回表に早大が2本の適時打で3点を勝ち越すと、立大に得点を与えず4―1で勝利した。

プレーオフでも決着がつかず、抽選に。早大が東日本大会出場権を獲得した。

3校で2位を争うプレーオフ

2014年度秋季リーグでは明治大学が7勝2敗1分で優勝。東大、早大、立大が6勝4敗の2位で並んだ。東日本大会には2校が進出できるため、3校で2位を争うプレーオフが実施されることになった。

軟式.jpg

 東大は今季、9月1日の立大との開幕戦に3―2で勝利したが、その後は3連敗。第5戦で勝利し連敗を止めたが、続く早大との一戦には敗北し窮地に立たされる。しかしその後4連勝し、何とか2位タイでプレーオフに持ち込んでいた。

藤田右京監督(工・3年)

今季は2年間ほぼ一人で東大のマウンドを守り続けた絶対的エースが引退し、苦戦を想定していました。開幕戦こそはなんとか勝利するものの6試合を終えた時点で2勝4敗で5位と前半戦は苦しいリーグ戦となりました。しかしそんな中迎えた法政大学との第7戦も六回を終えた時点で0―5と劣勢でしたが七回に流れが変わりこの試合6―5と大逆転勝利を収めました。これで勢いに乗りこのあと残り3戦は日程の都合上3連戦と厳しい日程でしたが見事3連勝し、2位で終えることができました。リーグ戦全体を通して、チームが大きく成長できたと思います。

この記事は、東京大学新聞10月21日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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