春季リーグ戦第9戦vs早稲田大学(4月23日)
東大 0 0 0 0 0 2 0 2 0 | 4
早大 0 0 0 0 2 1 0 0 0 | 3
リーグ戦優勝へ向けて敗戦が許されない東京大学は、先発にここまで防御率0点台を誇る主戦西野(育・3年)を送り出す。その西野は四回まで被安打1の見事な投球を見せるも、打線にあと一本が出ず、両者無得点のまま五回表までを終える。
試合が動いたのは五回裏。東京大学は、四死球と安打で満塁のピンチを背負うと、早稲田大学の九番、後藤の内野ゴロの間に一点を先制される。さらに続く打者の放った打球が一塁手勝田(経・4年)の失策を誘って追加点を奪われ、この回二点を失う。
反撃したい東京大学は六回表、二死から三番保知(文Ⅱ・2年)が四球で出塁すると、四番吉川(理Ⅰ・2年)の右中間を破る二塁打で一点を返す。続く五番西池(農・4年)もセンター前に適時打を放ち、東京大学はすぐさま同点に追いつく。
しかし続く六回裏、西野は3四球でピンチを背負うと、二死後早稲田大学の七番池田に痛恨の適時打を浴び、勝ち越しを許してしまう。
八回表、東京大学は粘りを見せる。一死から二番松本(文・4年)が安打で出塁すると、続く三番保知が左中間に二塁打を放ち、一死二・三塁の好機を作る。ここで四番吉川が一二塁間に内野安打を放つと、保知の好走塁も飛び出し二者生還、東京大学が逆転に成功した。
その後は西野がランナーを許しながらも粘り強い投球でリードを守りきり、4ー3で本学が勝利した。西野は137球の熱投で、今季4勝目を挙げた。
次戦は4月25日、戸田市営球場にて慶應義塾大学と春季リーグ戦第10戦を行う。本学のリーグ優勝には、次戦での勝利が必要条件となる。全日本大会出場に向け、チーム一丸となって勝利を掴み取りたい。
文責:軟式野球部 信崎悠太(文Ⅲ・2年)