水泳部水球陣は8月21日、全日本七大学総合体育大会(七大戦)の2日目を埼玉県・青木町公園プールで戦い、1位決定戦で九州大学を9―7で破って2連覇を達成した。総当たり戦で東大は同日、名古屋大学を破って全勝とし、1位決定戦への進出を決めていた。得点王には東大の山田直人選手が輝いた。
参考記事→ 【七大戦】水球1日目、攻守ともに好調で4戦全勝 2連覇狙う
VS名古屋大学 テンポ良くパスつなぎ、得点重ねる
東大|44|8
名大|12|3
総当たり戦最後の相手となる名大。第1ピリオド開始後30秒もたたずに先制すると、続けて2点を奪う。その後は互いに点を取り合い、4―1で第1ピリオドを終えた。
第2ピリオドでも東大はテンポ良くパスをつなぎ、連続して4点を奪う。その後相手の勢いあるシュートで2点を返されたが、リードを守り8―3で勝利した。東大は総当たり戦を全勝で終え、暫定1位となる。
九州大学と1位決定戦 一進一退の激戦制する
東大|2133|9
九大|2113|7
1位決定戦は総当たり戦2位の九大と、4ピリオド制で争われた。第1・2ピリオドはどちらも九大が得点し、東大が取り返すという一進一退の展開となった。特に第2ピリオドは九大に一方的に攻められるなど苦戦を強いられたが、ゴールキーパーの宮内悠太選手の好セーブで同点にとどめる。
試合が動いたのは第3ピリオド。守備の隙をついて東大が続けて2点を取りリードする。6―4とリードを保ったまま第4ピリオドを迎えると、互いに点を取り合う展開となる。後半九大が2点を連続して返すなど追い上げを見せたが東大はリードを守り切って9―7で勝利、七大戦の2連覇を達成した。
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試合後、主将・池亀雅人選手は「総当たり戦では差を付けて勝てた九大に苦戦してしまったが、仲間と声を掛け合って戦えた」と1位決定戦を振り返った。「1年間しんどかった努力が報われ、嬉しい」と優勝の喜びをかみしめた。
(文・太田聡一郎)