三鷹国際学生宿舎(三鷹寮)は、敷地の二つの入り口に門扉を設置し、11月7日から運用を開始した。宿舎内の防犯・安全対策のため。各門に大扉・小扉が設置され、大扉は規定の時間帯のみ開放される。小扉にはボタン錠があり、コードを入力すれば24時間出入りできる。
二つの門のうち、東門の大扉は午前6時〜午後10時、西門の大扉は平日のみ午前7時〜正午に開放される。開門時間外の東大関係者以外の出入りは禁じられた。
三鷹寮は教養学部や理学部数学科の在籍者など、駒場キャンパスに通う学生を主な入居対象とした東大の寮。これまでも女性フロアの入り口にオートロック機能があったが、敷地の建物外や男性フロアの個室の扉前までは、外部の人も24時間立ち入り可能だった。
三鷹寮を巡っては現在、ジェンダー中立的なフロアや空間の配置、増設するための検討も行われている。トランスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と性自認が異なる人)やノンバイナリー(男女に当てはまらない性自認を持つ人)の学生の一部にとって困難になっているという声を踏まえたもので、教養学部が学生に意見を募集している(11月28日まで)。
【記事修正】2022年11月25日20時41分、3段落目に誤って入っていた余分な文字を削除しました。
【写真挿入】2022年12月2日20時37分、写真を挿入しました。