今年一年、楽しかったこと、辛かったこと、大変だったこと。目を閉じればさまざまな記憶が脳裏に浮かびます。みなさんにとって2023年はどんな一年だったでしょうか?
東大新聞では、12月号を「年末号」と題し、 東大の経営改革・社会連携の振り返り、2023年東大新聞オンラインアクセスランキング、今年の東大研究者の業績など、東大新聞とともに今年一年を振り返る特集と、書道家・畠田心珠さんのインタビュー、初詣のおすすめ神社スポットなど、年末年始にちなみ日本文化に触れる特集を掲載しました。
こちらのページでは、12月12日発行予定の「年末号」の特集記事の見どころを一挙に紹介しております。ぜひご覧ください!
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畠田心珠さんインタビュー
書家として展覧会を開催し、書道教室を営む畠田心珠(優衣)さん。天文学者に憧れ理Ⅰに入学したが、留年をきっかけに文学部に進学。一度は就職するもすぐに退職し、書の本場・中国に留学。帰国後は、小学校の書道の講師や展覧会に作品を出展する傍ら東大大学院教育学研究科の博士課程で書道教育を研究している。日本文化に注目が集まる年末に、書家・畠田さんの生き方と書について聞いた。
「自律的で創造的な大学」になれたか?2023年の大学運営と社会連携を振り返る
国立大学の財源はどこからくるのか?学生が納める学費から?実は学費収入は全体の1割にも満たず、政府からの交付金や産学連携による収入がその多くを占める。今年は東大が国際卓越研究大学に申請し落選、それに伴いさまざまな議論が呼び起こされた。背景にあるのは、東大の藤井輝夫総長が掲げる「自律的で創造的な大学モデル」。大学運営の在り方が大きく変わろうとする今、東大は何を目指し、何を達成したのか。主に経営や社会連携の面から今年の東大を振り返る。
「東大新聞オンライン」アクセスランキングで振り返る2023年
イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突や、旧ジャニーズ事務所の性加害問題など、波乱の年となった 2023 年。「東大新聞オンライン」では東大合格後のスケジュールなどの受験関連記事から、理Ⅲ再受験インタビュー、就活状況の記事などが多くの関心を集めた。この1年どのような記事が多く読まれたのだろうか。春夏秋冬の時期別にランキング形式で振り返る。
東大の研究者はどんな賞を受賞した?東大の研究を振り返る
今年も多くの東大の研究者が、研究成果や長年の功績を認められさまざまな賞を受賞した。紫綬褒章の受章者、フンボルト賞、ウルフ賞の受賞者のうち 6 人の研究や業績を抜粋して紹介。
受験生にエール!初詣におすすめ!本郷・駒場の寺社紹介
共通テストまであと一ヶ月!初詣に行くか迷っている受験生もいるだろう。今回は駒場キャンパス、本郷キャンパスの周辺にある四つの寺社を取材した。ぜひ今年の感謝と新年の抱負を伝えに初詣に行ってみてはどうだろうか?神社の神主さん、お寺の住職さんからの受験生へのメッセージも必見!
2024年大河ドラマ「光る君へ」倉本一宏教授インタビュー
「源氏物語」の作者・紫式部が主人公となる本作は、平安貴族の世界を描く初めての大河ドラマとなる。「光る君へ」の時代考証を務めるのは、日本古代史・古記録学を専門とする倉本一宏教授(国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学) 。どのようにして時代劇の中で歴史観が守られるのか?正しく歴史を知る意義は?大河ドラマの見方や、日本古代史研究の魅力、歴史への向き合い方について話を聞いた。
12月号発行責任者より
今回の年末号では、東大新聞と共に今年一年を振り返ることをテーマに、東大でどのような動きがあったのか、東大新聞ではどのような記事が読まれてきたか、さまざまな観点で特集しています。また、年末といえば日本文化に親しむ時期でもあります。書道家の畠田心珠さんのインタビューでは、限られた用紙の中で、白と黒だけで表現する書道の奥深さと、ワクワクを原動力にどんどん挑戦していく畠田さん自身の生き方を聞きました。また、東大周辺の初詣スポットや大河ドラマの時代考証に携わった倉本一宏教授インタビューなども特集しています。駒場祭の様子や六大学野球のフレッシュリーグなど、迫力満点の写真と共に振り返る企画もあります。
今年の締めにぜひ本号を手に取って、今年一年がどんな年になったか、思いを馳せてみてはどうでしょうか?来年も東大新聞が読者の皆さまと共に歩んでいければと思います。(2年・石川結衣)