新緑が深まり、開催が目前に迫った第97回五月祭。東大新聞では、今年も「五月祭特集号」と題して五月祭を様々な側面から取材。おすすめの企画から、何気なく見て回ると気が付かない五月祭の工夫まで、読むと五月祭がもっと楽しくなる特集を掲載しています。
こちらのページでは、5月14日発行の「五月祭特集号」の特集記事の見どころを一挙紹介します。
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沖大幹教授インタビュー
水の全てを扱う学問「水文学(すいもんがく)」の第一人者かつ「水のノーベル賞」とも言われるストックホルム水大賞の今年の受賞者であり、春の紫綬褒章も受賞した沖大幹教授(東大大学院工学系研究科)に話を聞いた。沖教授は、水について表層的な捉え方をするのではなく、より深く理解してほしいと語る。水文学の重要性や学生時代、五月祭の思い出を聞いた。
第97回五月祭 東大新聞おすすめ企画9選
対面に加え、一部オンラインの企画もあるハイブリッド開催の五月祭。さまざまな団体がこの五月祭に向けて努力し、成果を作り上げた。本特集では東大新聞が選んだ9企画を紹介する。アカデミックで深い学びを得られる企画から、全力で楽しめる企画まで幅広くそろっていて、東大らしい側面も、東大の普段は見られない一面も見られることだろう。どの企画も知れば知るほど面白い。ここに掲載した以外にも多くのすばらしい企画がある。当日は、さまざまな企画に積極的に足を運んではいかがだろうか。
五月祭のバリアフリー支援
例年多くの人が来場する五月祭。その中には障害者、高齢者、妊婦、乳幼児を連れている人といったバリアフリー支援を必要とする人たちもいる。そのような人たちが五月祭を楽しむためには誰もが利用しやすいキャンパスづくりや介助をはじめとしたバリアフリー支援は欠かせない要素だ。五月祭におけるバリアフリー支援について、来場者対応を担う五月祭常任委員会と、平時からキャンパス全体のバリアフリー支援を行っている東京大学バリアフリー推進オフィスに取材した。
五月祭の特殊装飾 「五月祭の空間の提供」自然体で感じて
今年第97回を迎える五月祭。会場である本郷キャンパスの正門には一際目を引く看板が近年毎年のように設置され「非日常」の祭りの空間の入口を作り出している。それら看板を含めた「特殊装飾」はどのような思いで作られているのか。五月祭常任委員会で装飾を担当する髙木一冴(いっさ)さん(工・3年)に話を聞いた。
5月号発行責任者より
「五月祭特集号」では、読者のみなさまに五月祭をより楽しんでいただけるよう、企画の紹介から裏方の工夫まで、五月祭をさまざまな視点で取り上げました。企画紹介では、サークルの展示から学部の企画まで、アカデミックな雰囲気も漂う五月祭らしい企画を紹介しています。また、装飾制作やバリアフリー支援を通して五月祭を支える五月祭委員会の取り組みも取材しました。
巻頭インタビューでは、今年の五月祭テーマ「しずく融け合う、水模様」になぞらえ、水文学の第一人者である沖大幹教授にインタビューしました。身近であり、生活に欠かせない「水」を学問の視点から見る重要性と面白さを聞きました。
五月祭を訪れる方が、本号を片手により五月祭を楽しんでいただけますと幸いです。(2年・岡部義文)