東大はマイクロソフトと、グリーントランスフォーメーション(GX)とダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、AI研究の推進に向けた連携に関する基本合意書を締結した。未来を担う次世代の人材育成と共生社会の実現に努めるとしている。
両者は合意書に基づき①東大の温室効果ガス排出ゼロに向けた取り組みに対するマイクロソフトの技術活用および、GX達成に向けた活動を担う人材である「GX人材」育成の支援②「東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言」の推進③従来のコンピュータ・サイエンスを含めたさまざまな分野でのAIの活用や課題に関する議論と研究の推進─を進めるとしている。
東大とマイクロソフトは、2006年に次世代の教育環境の研究を進める機関(マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門)を設置するなど、以前から協力していた。今回の合意は、藤井輝夫総長とサティア・ナデラCEOが昨年11月から継続的な協議を行った結果締結に至った。両者は今後連携をさらに強化していくとしている。