東大メタバース工学部に、ソニー、三菱電機など5社が会員企業として参画することを発表した。運営活動を通じ、全ての人が工学や工学キャリアについて学べる教育システムの構築や、情報分野や工学の魅力を中高生などから体験できるプログラム作りへの貢献を目指す。
メタバース工学部は7月に、東大大学院工学系研究科・工学部が中心となり設立が発表された。工学分野でのダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとし、情報分野や工学について学ぶ機会や工学キャリアに関する情報を、年齢やジェンダー、場所などにかかわらず提供していく。リクルート、ソニー、三菱電機、丸井グループ、鹿島建設の5社はこの趣旨に賛同し、支援を開始すると発表した。このうち丸井グループを除く4社は、プラチナ会員、運営委員会としての参画を発表している。三菱電機は、同学部運営で得られた情報や知見を人材育成に取り入れるとともに、社会人向け講座への従業員の派遣などを行い先端技術の習得やリスキリングにもつなげるとした。
メタバース工学部は9月23日に開講式を挙行。10月からリスキリング講座を順次開講していくとしている。
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