キャンパスライフ

2016年5月12日

【五月祭おすすめ企画⑦】東京大学薬学部五月祭展示企画 最先端の研究を中高生も

おととしのアロマキャンドル作り(写真は薬学部五月祭実行委員会提供)
おととしのアロマキャンドル作り(写真は薬学部五月祭実行委員会提供)

 

東京大学薬学部 五月祭展示企画

東京大学薬学部五月祭実行委員会

@薬学系総合研究棟1階南講義室

2日とも終日

 

 サークルの発表やクラスによる模擬店が企画の多くを占める中、学術系展示が楽しめるのも五月祭の魅力の一つだ。薬学部も、普段の研究の報告を兼ねて、充実した企画を用意している。

 今年は展示スペースと体験スペースを設置。展示では薬の出来方や薬が効く仕組みなど、授業内容のまとめを用意する。体験スペースではカプセル作りやインクの着色成分の分離を見せるクロマトグラフィーの実演などを行う。

 「見て、触れて、楽しむ」がコンセプトだと話すのは、代表の菊池翔さん(薬・3年)。昨年まではアロマキャンドル作りを実施して好評を博していたが「より内容を薬学や化学に近づけたい」との思いから、今年は内容を大きく変えた。「来てくれた人が楽しんで手を動かせる企画を考えるように心掛けました」

 薬学部生は3年生になると毎日のように実習に励む。他学部聴講が認められていない専門性が強い分野だが「中高生をターゲットにしているので、内容が難しくなり過ぎないよう気を付けています」と菊池さん。企画の他にはパンフレットの制作も進めており、薬学部の教授のインタビューなどを掲載予定。東大での学びの様子を直接知ることができるのも、魅力の一つだ。

 「企画を通じて科学に興味を持ってくれる人が一人でも増えたら良いですね」。菊池さんは高校時代、化学が好きだったというが「教科書の内容だけでは物足りなくて」。化学や生物に興味のある中高生は、最先端の研究の一端を担う学生たちによる企画を、ぜひ見ておこう。

【五月祭おすすめ企画】

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【五月祭おすすめ企画⑦】東京大学薬学部五月祭展示企画 最先端の研究を中高生も

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【五月祭おすすめ企画⑨】合唱喫茶 Green Echo 合唱に耳を傾け一休み

【五月祭おすすめ企画⑩】ノギハロ! 2次元なのに3次元?

 

【五月祭 東大新聞主催イベント】「7月の選挙の話をしよう」 国会議員らと政治を考える

 


この記事は、2016年5月10日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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地域の顔:本郷編 長谷川 大さん(街ing本郷代表理事)
キャンパスガール:沖廣 玲子さん(法・3年)
※本郷キャンパスマップ掲載

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