キャンパスライフ

2016年5月12日

【五月祭おすすめ企画⑥】なるほど実感!サイエンスミュージアム@本郷 科学の不思議さを体感

摩擦の性質やその応用例を子どもにも分かりやすく説明(写真はCAST提供)
摩擦の性質やその応用例を子どもにも分かりやすく説明(写真はCAST提供)

 

なるほど実感!サイエンスミュージアム@本郷

東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST

@工学部11号館2階ホール(サイエンスショーは14日が工学部前広場、15日が合格通り広場)

2日とも終日(サイエンスショーは14日午前9時~9時55分、午後5時5分~6時、15日午前11時5分~12時5分、午後1時半~2時半)

 

 最近のヨーグルトはふたの裏に付きにくいことをご存じだろうか。昨年から導入されたこの技術には、はっ水性を持つハスの葉の特徴が応用される。科学は日常の思いがけないところで役立っている。

 CASTは、身近に隠れた科学の魅力をブース形式とショー形式で紹介する。ブースでは「形・音楽・植物」をテーマとした実験を実演。「形」部門では曲線で囲まれた「ルーローの三角形」の実用性を解説する。ただの円形よりも清掃効率が高いため、自動掃除機の形態に応用されていると代表の鈴木雄大さん(理・3年)は解説する。「音楽」部門では耳の錯覚を利用した実験「無限音階」を、「植物」部門では、色水に植物を漬けて茎の内部の導管(水分を通す管)を着色する実験を行う。

 ショーは寸劇形式で、主人公がさまざまな科学現象に触れる。ろうそくに小麦粉をかけ爆発を起こす実験や、電動ドリルの芯を用いて濡れたタオルを遠心力で乾燥させる実験を予定。「科学の不思議さを目の前で体感できるのが魅力です」と鈴木さん。身近な材料を使っているため、家でも実験を再現できる。

 CASTは普段、小学校に出張して実験教室を開催する。子どもでも分かる説明を日頃から心掛ける。「昨年は出張した小学校の生徒が五月祭に来てくれて、僕を覚えていたのがうれしかったです」と鈴木さん。今年も皆が驚くものを見せたいと意気込む。

 スマホをかざすと実験動画が見られるビラも作成。各小学校に配布し、東大に来たことのない客を呼び込む。「なるほど実感!しに来てください」

【五月祭おすすめ企画】

【五月祭おすすめ企画①】British Rock研究会五月祭ライブ ライブでの経験を生かす 

【五月祭おすすめ企画②】五月寄席 お笑い好き東大生の本気

【五月祭おすすめ企画③】ダブルダッチの宴 ただの縄跳びにあらず

【五月祭おすすめ企画④】マラバリスタ ジャグリングステージ プロ顔負けの華麗な演技

【五月祭おすすめ企画⑤】AGK味噌串カツ 愛知県民おふくろの味

【五月祭おすすめ企画⑥】なるほど実感!サイエンスミュージアム@本郷 科学の不思議さを体感

【五月祭おすすめ企画⑦】東京大学薬学部五月祭展示企画 最先端の研究を中高生も

【五月祭おすすめ企画⑧】東京大学箏曲研究会五月祭演奏会 現代曲を懐かしの音色で

【五月祭おすすめ企画⑨】合唱喫茶 Green Echo 合唱に耳を傾け一休み

【五月祭おすすめ企画⑩】ノギハロ! 2次元なのに3次元?

 

【五月祭 東大新聞主催イベント】「7月の選挙の話をしよう」 国会議員らと政治を考える

 


この記事は、2016年5月10日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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ニュース:今季最多得点も連敗 硬式野球 好調の投手陣崩れる
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地域の顔:本郷編 長谷川 大さん(街ing本郷代表理事)
キャンパスガール:沖廣 玲子さん(法・3年)
※本郷キャンパスマップ掲載

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