キャンパスライフ

2019年9月17日

赤門恋愛相談室 悩める東大生にプロの処方箋 恋人の作り方とは…?

 

 「赤門恋愛相談室」は恋人がおらず寂しい思いをしている東大生と、恋人がいて関係を長く続けたい東大生の悩みに、恋愛や結婚を応援する活動に取り組む新上幸二さんが答える連載企画です。今回は恋人がいない3人の悩みを取り上げます。

━━今まで他人に対し恋愛感情を持ったことがありません。20歳を過ぎてから、少しそのことについて不安に思っています。どうすれば良いでしょうか。

(理Ⅱ・2年 女性)

 

 背景が分からないので具体的なことは言えないですが、恋愛感情は分からない人には分からないし、無理に見つけるものではありません。恋愛とは、相手を大事にすること、そして相手から大事にされること。まずは、友達との間で自分が認められている、大事にされていると思える関係を作ってみたらどうでしょうか。恋愛感情がなくても、自分を大切にしてくれる人がいれば人生を豊かにできますし、恋愛にもつながるはずです。

 

━━東大のサークルにいる他の大学の女子とは出来るだけ付き合いたくないと考えております。もちろん他の大学の学生の中にも素晴らしい人がいると思うのですが、男子に養いに来てもらっている感が強くてどうにも好きになれません。しかし、学内にはなかなか出会いがなく、部活内、クラス内という自分にとって重要なコミュニティーの中で恋人を作ることにも抵抗があります。どうお考えになりますか?

(文Ⅱ・1年 男性)

 

 大学1年生の頃に付き合っていた人と結婚する可能性はほとんどないです。今の時代東大生だからと言って出世できるわけではないですから、相談者さんが必ず相手を養う、なんてことはありません。最近の若者は空気を読むようになっていますが、空気を読むと恋は無理。とにかく今は思い込みによる自分のくだらないルールを壊して多くの人と付き合ったらどうでしょうか。学生時代は短いです。きっと後悔してしまいますよ。

 

━━相手をアタックするのは恥ずかしくないし距離を一気に縮めるのですが、相手が好意を返してくれた途端に怖くなってしまい、冷めて相手が私に向けてくれている好意が本格的に疎ましくなります。本当に最低だと思います。

(文Ⅰ・1年 女性)

 

 追いかけるのは好きだけど追いかけられると疎ましくなるのは一般的に男性的な考え方。でも、女性にも十分あり得ます。決して、最低ではありません。しかし、相手がどういう気持ちでいるのか、何を考えているのか、に思いをはせる共感性が恋愛において最も大事です。アタックも大事ですが、相手の心に寄り添うことにもフォーカスしてみてはどうでしょうか。 (談)

 

 

新上 幸二さん

02年医学部健康科学・看護学科(当時)卒。IBMビジネスコンサルティングサービスなどを経て、16年より現職。株式会社TOBE取締役。恋愛・婚活に勝つための情報サイト「愛カツ」編集長。恋愛結婚学研究所所長。

 


この記事は、2019年8月27日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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