東大総合図書館は5月1日、郵送による図書館資料の貸出と複写物提供サービスの正式運用決定を発表した。新型コロナウイルスの影響で始まったサービスだったが、来館困難な人のために今後も継続するとしている。
同サービスは東大在籍者を対象としており、感染症予防だけでなく負傷や病気、業務の都合などの理由でも利用可能。5月10日からの正式運用に当たり、文献複写料の他に郵送料も利用者の自己負担となる。
休館による学習・研究への悪影響を改善するため2020年5月に臨時的に始まった同サービスでは、同館が所蔵する資料を通常の貸出冊数の範囲内で貸出・返却したり、複写を取り寄せたりできる。同年6月に図書館が再び開館してからも継続して運用されていた。
有効な入館証を持つ引率者がいない場合の学外者の図書館見学は引き続き受け付けを停止するとしている。