ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は8月16日、リーグ戦の開幕戦を中央大学と駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場で戦い、5─9で敗れた。昨季関東学生2位の好成績を残した東大だが、リーグ戦突破経験1回の中大に苦杯をなめる一戦となった。そのゲームレポートを、ラクロス部男子のマネジャーに寄稿してもらった。
(寄稿)
東大|2021|5
中大|1233|9
8月16日、東大にとって今シーズンのリーグ戦初戦である中大戦が行われた。まずは決勝トーナメント進出を目指し、予選となる総当たり戦に臨む。お盆を直撃した台風の影響が心配されたが、雨に降られることなく無事に開幕戦を迎えた。
先制したのは東大の主将、黒木颯選手(工・4年)。走力を生かした得意のランニングシュートを決め、ベンチ、応援席ともに歓喜に包まれた。その2分後には間野弘暉選手(経・3年)がスタンディングシュートを決め、コンパクトなオフェンスで流れをつかむ。ここまで危なげない守備を見せていた東大だったが、第1Q(クオーター)終盤、相手にゴールから遠い距離からのシュートを決められ、1点を返される。
この日先制点を挙げた主将・黒木選手
第2Qは逆に相手にペースをつかまれる苦しい展開になる。やはりリーグ戦初戦、1点入れられるごとに空気が重くなってしまう。しかし2点を追う第3Q、フェイスオフでこぼれたボールを拾った平田東夢選手(工・4年)が、相手ディフェンスの準備ができる前にシュートを打ち込み1点を返す。普段点数を取ることが少ないLSM(ロングスティックミッドフィルダー)の得点に会場が沸いた。その後再び2点ビハインドとされるも、副将成田悠馬選手(農・4年)が豪快に1点を返し、4─5と1点差まで迫った。
オフェンスの要である副将・成田選手
第4Qでは成田選手が意地のスコアを見せるも、反撃はここまで。じりじりと点差を広げられてしまう。終わってみれば5─9で敗北という厳しい結果となった。
安定感あるプレーを見せた中田誠大選手(文・3年)
次戦は8月25日午後3時20分から、フクダ電子スクエアで武蔵大学と戦う。決勝トーナメント進出のためには、負けるわけにはいかない。気持ちの面で相手に負けている時間はない。今シーズンスローガンである「勝者であれ」を胸に。
(文・写真=上羅彩加)