ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は9月9日、リーグ戦第3戦を慶應義塾大学と戦い、11―3で勝利した。東大は同点で迎えた第2クオーター(Q)、2得点を挙げリードを奪うと、後半からはリズムを掴み怒涛(どとう)の猛攻。終わってみれば11得点を挙げ、全日本大学選手権大会2連覇中の慶大を退けた。第4戦は9月17日午前9時半から、御殿下グラウンドで日本体育大学と戦う。
東 大|1253|11
慶 大|1020|3
1勝1分で迎えた第3戦。序盤は前節・武蔵大戦同様エンジンがかからず、パスなどにミスが相次ぎ主導権を握れないまま第1Q中盤に先制を許す。しかしこの間、ゴーリーの大嶋省吾選手(育・4年)が好セーブを連発し大量点は与えない。粘りの展開を見せる中、第1Q終了間際、前節でもチーム初得点を挙げた矢野皓大選手(法・4年)がゴールを決め、同点で第1Qを終える。
すると第2Qからは一転、正確なパス回しとアグレッシブなプレーでオフェンスを継続し、東大の攻勢に。開始2分には矢野選手が再びゴールを決めると、13分にも間野弘暉選手(文Ⅱ・2年)がミドルシュートを決めて2点差に。昨年の学生日本一を相手に理想的な試合運びを見せる。
第3Q序盤からは負けられない慶大攻撃陣が反撃に転じるも、堅実な守備で流れを渡さない。第3Q終了間際には清水大和選手(文Ⅲ・2年)、矢野選手が続けざまに豪快なシュートを決め、完全に東大にペースを引き寄せた。このまま第4Qも一方的に攻め立て試合終了。矢野選手が3得点の活躍を見せるなど、最終的には11得点での完勝となった。
東大がリーグ戦で慶大に勝利するのは、リーグ戦を全勝で通過した2015年以来3年ぶり。試合終了後には、難敵を大差で退け大喜びする多くの選手たちの姿が見られた。東大は勝ち点7となり、暫定(9月9日時点)でAブロックの首位を走る。リーグ戦突破、そして学生日本一に向けて大きな1勝となった。
(田辺達也)