ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は8月20日、リーグ戦第2戦を武蔵大学と戦い、8―3で勝利した。東大は前半、わずか1得点にとどまり相手にリードを許すが、後半に入って攻撃陣が奮起し7得点。逆転でリーグ戦初白星を飾った。東大は9月9日、第3戦を慶應義塾大学と戦う。
東 大|1034|8
武蔵大|1200|3
初戦、過去4年決勝トーナメントから遠ざかっている明治大学を相手にわずか3得点に終わった攻撃陣は、この日もエンジンがかからない。先制点こそ矢野皓大選手(法・4年)が奪うも、武蔵大の引いた守りに対し、ゴールから離れた位置でパスを回す時間が長くなる。こぼれ球の競り合いでも劣勢となり、追加点を挙げられない。逆に相手に狙い通りの速攻を食らうなどして3失点。昨季1部で0勝5敗に終わった相手にリードを許す嫌な流れで前半を折り返す。
しかし第3クオーター9分、東浦壱成選手(文・4年)が得点。反撃ののろしを上げると、ゴール裏の園裕太選手(文・3年)からパスを受けた清水大和選手(文Ⅲ・2年)のシュートが決まり、同点に追い付く。さらに3分後、園選手がゴール前のスペースに走り込んでパスを受け、至近距離からシュート。鮮やかな勝ち越しを決める。
その後は東大が主導権を握る。敵陣へボールを運ぶ「クリア」の成功率が上がり、積極的なシュートも増加。終わってみれば8得点を奪う快勝となった。東大はこれで1勝1分。残り3戦は慶大、日本体育大学、一橋大学と過去に東大の学生日本一を何度も阻んできた強豪だ。予選リーグ突破には試合後半のような攻撃陣の爆発が不可欠となる。
(児玉祐基)