ラクロス部男子(関東1部リーグ)は6月24日、京都大学(関西学生1部リーグ)との定期戦・双青戦を戦い、12─3で完勝した。東大はクオーター(Q)の開始時や得点後に行われるフェイスオフ(FO)のほとんどを制する。こぼれ球への競り合いでも終始優位に立ち、攻撃の時間を長く作って次々に得点を重ねた。ベストメンバーで臨んだ今回の試合の勝利を、8月中旬ごろから始まるリーグ戦に向けた弾みとしたい。
東大|3153|12
京大|0030|3
東大は開始早々、矢野皓大選手(法・4年)がゴール左から相手守備陣2人の間を抜くシュートを決め、幸先良く先制。その後もゴール前へのパスやミドルシュートなど、多彩な攻めの形から次々にゴールを挙げる。得点後のFOでは星名選手らフェイスオファーが強さを見せ、ボールを相手に渡さない。後半にはFOでボールを手にするとそのまま運んでゴールを挙げる星名選手の活躍もあり、第3Q序盤までに6点差をつける。
しかし第3Q中盤、それまではパスミスが目立っていた京大の攻撃が徐々に機能。右サイドを崩され1点を失う。その後黒木楓選手(工・3年)のゴールなどで2点を挙げるも、京大の流動的なポジショニングと離れた位置からでもシュートを放つ積極性に苦しみ、立て続けに2点を返される。
流れが京大に傾いたかと思われた第3Q終了間際、平松匠太選手(育・3年)がステップで相手守備陣を振り払い、ゴールネットを揺らす。その後はゴーリーの大嶋省吾選手(育・4年)の好セーブもあり、相手に得点を許さない。一方の攻撃陣は第4Qにもゴールを重ね、終わってみれば12得点。昨年延長戦の末9─10で敗れた相手を寄せ付けなかった。
(児玉祐基)
◇佐藤隼主将(育・4年)の話
──今日の試合の勝因は
オフェンス・ディフェンス共にベンチも含めてやるべきことを最後まで徹底できた。雪辱を果たせて良かった。
──この試合に向けどういう準備をしてきたか
相手に合わせた対策よりも、まずは自分たちがリーグ戦で勝つための準備をしてきた。それに加えて京大の特徴である10マンライド(ゴーリーが攻撃の選手をマークすることで数的優位を作り、相手による自陣への侵入を阻止しやすくなる戦法)への対策を行った。しかし結果的には10マンライドに苦しんでしまった。
──リーグ戦では慶應義塾大学、一橋大学ら強豪ひしめくブロックに振り分けられた。リーグ戦に向けてはどのような準備をするか
ラクロスは中高時代からやっているスポーツではないので、個人の技術などにまだまだ未熟な部分がある。まずは個々のスキルを伸ばしていきたい。
例年に比べて激しいブロックで、一試合たりとも戦術などを落ち着いて試せる試合はない。一戦一戦最後の試合だと思って戦うことに徹していこうと思う。
──今季のチームの強みは
守りは比較的固い。一人一人が強い一対一の力を持っている。リーグ戦では守りを中心に戦っていく。
オフェンスはまだ振るわない部分もあるが、平松、矢野、栗嶋(寛基選手=工・3年)、黒木ら良いタレントはそろっている。あとはチームとしていかに攻撃を組み立てるか。オフェンスが爆発すれば、リーグ戦でも勝ち切れると思う。