ラクロス部男子(関東学生一部リーグ)は9月16日、リーグ戦第4戦を日本体育大学と戦い、6―6で引き分けた。東大は前半をリードして折り返すも第3クオーター(Q)に逆転を許す。第4Qに追い付いたが第3戦の中央大学戦に続いて引き分けた。これで東大は2勝2分けの暫定2位。次は10月1日、全勝中の一橋大学とリーグ戦最終戦を戦う。
東 大|3111|6
日体大|1230|6
東大は試合開始のFO(フェイスオフ)でボールを失うとそのままゴールを許し、開始約5秒で先制される。しかしその4分後、馬林理生選手(法・4年)がゴールから約20メートル離れた位置からのシュートを決め同点。その後の攻撃ではシュート数こそ少ないものの、効果的なゴール前へのパスで得点を重ねる。
一方の守備は、序盤こそ佐藤隼選手(育・3年)を中心とした激しいプレスで相手ボールを奪う場面が見られたが、第2Q終盤から徐々に足が止まり、シュートを打たれる場面が増える。攻撃も第2Q以降、日体大のファウル覚悟の激しいプレスに苦しむ。なかなか点を奪えずじわじわ追い上げられると、第3Q終盤にゴール脇で一瞬の隙を突かれて立て続けに2失点。逆転を許し1点ビハインドで第4Qを迎える。
第4Qは日体大のパスミスが多発し攻撃を仕掛け続ける展開に。すると第4Q10分、平松匠太選手(文Ⅲ・2年)がゴール前にこぼれたボールを拾い、倒れこみながら執念のシュート。同点に追い付く。試合終了間際に立て続けにシュートを浴びるも、ここはゴーリーの一ノ瀬幹司選手(農・4年)が好セーブで危機を逃れ、試合終了。3年連続FINAL4進出の強豪ながら、ここまで中大に敗北、今季1部に昇格した獨協大学に1点差勝利と波に乗れていない相手に痛い引き分けとなった。
次の最終戦で一橋大に負けた場合、1勝1敗1分けで東大を追う日体大・中大のどちらかが残り2戦を2勝すると東大は3位以下に転落し、FINAL4(決勝トーナメント1回戦)出場権を8年ぶりに逃すことになる。特に中大は9月17日時点で全敗の2校との対戦を残しているだけに、次の一橋大戦は絶対に負けられない。
(文・児玉祐基)
【関連記事】