ラクロス部男子(関東男子1部リーグ)は9月2日、リーグ戦第3戦を中央大学と戦い、7-7で引き分けた。3年連続でFINAL4(決勝トーナメント1回戦)に進出している強豪・日本体育大学を第1戦で破り勢いに乗る中大に、東大は苦戦。同点で迎えた第4クオーター(Q)、2点を奪われ窮地に追い込まれるが、残り3分で2点を返し、辛くも引き分けに持ち込んだ。次は9月16日に日体大と第4戦を戦う。
東大|2212|7
中大|1312|7
東大は開始8分、吉野潤選手(経・4年)が厳しく体を寄せられながらもゴール裏から回り込んでシュートを決め、幸先よく先制。しかし第1Q15分にマークが甘くなったゴール前の選手にパスを通され失点する。その後は相手オフェンスのスピードに振り切られシュートを打たれる場面が目立ち、第2Qに一時リードを許すが、相手のオウンゴールにも救われ同点で前半を終える。第3Qは互いに猛攻を仕掛けるが、東大ゴーリー・一ノ瀬幹司選手(農・4年)と相手ゴーリーが共に好セーブを見せ、両者1得点ずつ。またも同点のまま最終第4Qを迎える。
すると東大は第4Q開始3分、相手オフェンスに細かいパスをつながれ失点すると、残り7分で再び失点。この試合で初めて2点差が付き、東大側の応援席には重苦しい空気が漂う。しかし残り3分、中大がファウルでディフェンスを1人減らした状態で、ゴール前でパスを受けた川原田直貴選手(文・4年)がシュートを決め、1点差とする。さらに残り1分、中大のパスミスでこぼれたボールをセンターライン付近で奪うとカウンターを仕掛け、川原田選手がゴーリーと1対1の勝負を制して劇的な同点ゴール。引き分けとし勝ち点1をもぎ取った。
東大はこの試合を終え、2勝1分け。ブロック2位以上に与えられるFINAL4出場権獲得に向け負けられない戦いが続く。
(文・児玉祐基)
2017年9月3日10:20【記事訂正】使用する写真に不備があり、変更しました。
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