ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は15日、リーグ開幕戦を獨協大学と戦い、17―5で白星を飾った。東大は第1クオーター(Q)にいきなり8点を奪うと、その後も効果的な追加点を挙げ今季から1部に昇格してきた相手を終始圧倒、幸先の良いスタートを切った。学生日本一を狙う東大は、まずは6チームによる1部Bブロックで2位以上に与えられるFINAL4(決勝トーナメント1回戦)出場権獲得に向け、25日に千葉大学と第2戦を戦う。
獨大|1103|5
東大|8243|17
東大は試合開始直後から速攻を仕掛けると、開始1分で田中克明選手(文・4年)のシュートで先制点を挙げる。その後すぐに同点に追い付かれるも平松匠太選手(文Ⅲ・2年)のシュートが突き刺さり勝ち越してからは、得点後のFO(フェイスオフ)でほぼ東大がボールを奪うなど、東大がボール支配を優位に進める。第1Qだけで佐々木泰介選手(農・3年)が2得点を奪い、一方的に攻め立てる展開のまま8得点で主導権を握る。
第2Qからはパスミスからボールを奪われるなど、獨大の反撃がゴール前まで迫る場面が見られるが、懸命な守備でシュートを打たせない。後半も勢いを維持し、第3Qでは川原田直貴選手(文・4年)がゴールに背を向けながらのカムシュートを含む3得点を収め、流れを相手に渡さない。
試合開始から降り注いでいた雨が時折強くなり、選手の転倒が見られた第4Qは3点を許すが、吉野潤選手(経・4年)が相手DFへの体当たりから奪ったボールを、佐々木選手がゴールするなど東大からも立て続けにシュートを放ち、最後まで集中力を途切れさせることなく快勝。リーグ突破へ向け、まずは1勝だ。
(文・田辺達也)
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