ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は8月24日、リーグ第2戦を成蹊大学と戦い13―5で勝利した。相手の守備を崩すパスと正確なシュートで、第1クオーター(Q)後半からリードを広げた。2試合を終えて1勝1敗で、2敗目を喫すると6チームによるブロックで2位以上に与えられるFINAL4(決勝トーナメント1回戦)出場権獲得が遠のく状況。残りのリーグ戦全勝を目指し、次は9月3日に一橋大学と第3戦を戦う。
東 大|3424|13
成蹊大|1211|5
開始から約3分で東大が先制するも、直後に成蹊大の低めに放ったシュートをゴーリーが止め切れない。その後はお互いシュートを打つも決まらない展開だったが、第1Q終盤にゴール前の丁寧なパス回しからノーマークの恩田将維選手(工・4年)が走り込みシュートを決め均衡を破り、大霜潤也選手(工・4年)が追加点を挙げる。第2Q開始直後にゴーリーとの一対一から成蹊大に得点を許すも、ゴール裏などを活用したパス回しから大霜選手が1点、三島魁選手(経・4年)が2点を決め、第2Q中盤までに4点差を付ける。
しかし、第2Q後半から成蹊大がボールを奪い試合展開を有利に進める。正面から走りんできた成蹊大の選手に勢いのまま突破されゴールを許すと、ますます防戦に。しかし、ゴーリーの尾越諒太郎選手(工・4年)がナイスセーブを見せるなど東大が堅守を発揮し、第2Q終了間際に主将の品川選手(法・4年)がロングシュートを決め悪い流れを断ち切る。第3、第4Qでは2点失うも、ゴール裏まで使う広いパス回しにより成蹊大ゴールの目の前でマークから外れた三島選手が2得点するなど、パスで相手を手玉に取ることに成功。8点差で大勝した。
東大は試合全体を通して、パスでノーマークの選手をつくり、ゴールの枠内を捉えた正確なシュートで得点を重ねた。試合が均衡状態のときもシュートの正確さが上回る東大が先に得点して流れをつかむ形となった。一方、長身で体格の良い選手や足の速い選手を止められず、あっさりとシュートを許す場面が目立つという課題も出た。東大はFINAL4出場を目指し、9月3日に一橋大と第3戦を戦う。
(文・横井一隆)
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