ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は8月30日、9月7日にそれぞれ中央大学、獨協大学とリーグ戦第2、3戦を戦っていずれも勝利。開幕3連勝し、昨年果たせなかった予選リーグ1位通過に近づいた。
- 第2戦(8月30日)
東大|2465|17
中大|0101|2
序盤は、両チームでパスのミスが目立ち、互いにパスカットし合う展開。攻撃と守備が頻繁に入れ替わり、両チーム共にゴールを守るゴーリーが好守を見せるなど均衡が続いた。
試合が動いたのは第1クオーター(Q)終了まで4分を切ってから。ゴーリーの橋本直明選手(育・4年)がシュートを止めると、東大はパスで敵のゴール前に迫り、竹内良介選手(工・4年)がゴールを決めた。加えて第1Q終了間際に大霜潤也選手(工・3年)が得点し優勢に。第2Qでも次々と点を奪い前半で5点差を付ける。
後半は、Q開始時と得点後にフィールドの中心でボールを取り合うフェイスオフをほぼ東大が制す。パスカットからシュートへの速攻も機能し一方的な展開に。竹内選手と品川選手(法・3年)がそれぞれ3得点を決めるなど11点を奪い、17―2で大勝した。
点差の開いた第2戦終盤、シュートを決めて品川選手(#31)と喜ぶ竹内選手(#8)=8月30日(撮影・竹内暉英)
- 第3戦(7日)
東大|3312|9
獨大|0231|6
小雨の降る中始まった序盤、猛攻を仕掛けたのは東大。品川選手が右からのパスを受けて先制。それに続き、角埜裕基選手(農・4年)、竹内選手がシュートを決め、第1Qで3点差に。守備では、ゴーリーの橋本選手が度重なるシュートを止め得点を許さない。第2Q前半時点で、6―0と東大有利の展開になる。
第2Q中盤、獨大が東大の守備をすり抜け得点を決めた当たりから、東大の守備が緩み始める。第2Q後半にも得点を許した流れそのまま、第3Qに1点差にまで詰め寄られる。反則で得たチャンスも得点に結び付けることができず厳しい時間帯が続く。
しかし第3Q後半で辻和志選手(工・4年)、第4Q序盤で永尾修一選手(工・4年)が得点を決め、これが獨大の攻撃陣の足を止めた。獨大の反撃に耐え3勝目を得た形となった。
(文・横井一隆、谷口俊博)
この記事は、2015年9月15日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。