自主的に休学や留年した学生と、休学や留年を考えている学生が集まるイベントが5月9日にあった。渋谷で行われたこのイベントには、30人ほどの東大生を含む約300人が集まり、休学の魅力や、休学するときに注意すべきことなどを話し合った。
主催した喜多恒介さん(農学部卒)は、このイベントの開催理由をこう語った。
「学生が、もし休学を考えていても、周りに経験者がいないと、休学がどのようなものなのか分からないまま、休学せずに終わってしまうことが多い。実際に学生時代に休学した人からリアルな経験談を聞き、休学することの良さと、それに伴う困難とを知ってほしいと思ったんです」
イベントでは、グループに分かれて「なぜ休学をした(したい)のか」を話しあう時間や、休学経験者からのプレゼン、ワークショップなどが行われ、参加者は休学の魅力や休学してやりたいことなどを熱心に話し合った。
(取材 須田英太郎)