東大教養学部は2月10日、23年度Sセメスターの前期教養課程の授業形態を発表した。対面授業を基本に、第1週は一部例外を除きオンライン授業を行う22年度Aセメスターの形態を継続する。授業時間も引き続き90分を原則とする方針。
オンライン授業のための機器は学生各自に準備を求めるため、23年度入学者も準備する必要がある。東大はインターネット環境に加え、パソコンとヘッドセット・イヤホンの用意を求めている。
一部授業は初回から対面で行われ、詳細はシラバスや学習管理システム「ITC-LMS」に記載される。
前期教養課程では、21年度までは新型コロナウイルス感染防止のため多くの授業をオンラインで実施していたが、22年度Sセメスターから対面を基本とした授業形態に移行。Sセメスターは第1週・第2週の授業を、Aセメスターは第1週の授業を原則オンラインで行った。
90分授業は昼食時の混雑緩和や学生の負担軽減などを目的に20年度Aセメスターから105分授業に代わり導入。「新型コロナウイルス対策のための緊急措置」とされていたが、教養学部学生自治会などが継続を求めてきた。