第74回駒場祭が11月24(金)〜26日(日)に開催される。4年ぶりに企画構成員・来場者ともに入構制限が撤廃された。対面での発表のほか、一部オンラインの企画もあり、いずれも創意工夫に富んだものとなっている。本特集では、多種多様な企画の中から11の東大新聞おすすめ企画を選び、各担当者に寄稿してもらった。(写真は各団体の提供)(構成・岡部義文)
東京大学奇術愛好会
皆さまはじめまして!奇術愛好会です。
創設は1950年代とサザエさんクラスに伝統あるサークルで、楽しく面白く、時に真剣にマジックの研鑽(けんさん)に励んでいます。平時はお客様と至近距離でトランプカードやキューブを使ったマジックを披露するクロースアップマジックと、壇上で観客の注目の中行うステージマジックの2種を練習しています。
本駒場祭ではいずれも出展する予定ですが、今回ご紹介するのはステージマジックショーです!
師匠から演者へ、そして演者は師匠として次の世代へ…と連綿と受け継がれてきたマジックの技術やステージ上の所作は必見です。今年の演者たちも駒場祭のために毎週、毎日の練習を積んできました。
「ステージマジック」と言われてすぐに想起されるランキング No.1(当社比)の白ハトの演目はもちろん、傘やカードに関するものや「え ¿何あれ…?」と思わず戸惑ってしまうような一風変わったマジックも見られるかも!?
演者・スタッフ一同、当日お会いできることを心待ちにしております。是非743教室まで!!
※当日午前中に配布の整理券が必要です。お早めにお越しください。
【団体名】東京大学奇術愛好会
【企画名】ステージマジックショー
【開催日時】11/25、26 午後2時〜午後3時
【所要時間】1時間程度
【実施形態】対面
【開催場所】7号館3階743教室
東京大学書道研究会
東京大学書道研究会は、駒場キャンパス内の柏蔭舎(はくいんしゃ)を拠点に活動するインカレサークルです。普段は年4回開催される展覧会に向けた練習や制作を行なっています。書道に触れる機会の少ない方にとって、書道はどこか遠い存在かのように思われるかもしれません。しかし、例えば繁華街のお店の看板には筆文字が多用されているように、本来はもっと身近な存在です。そんな書道に興味を持ってもらうために、書道パフォーマンスを開演しています。
本公演では班ごとに分かれて、様々な曲に合わせて壁のような大きなパネルに文字などを書いていきます。普段の展覧会とは異なり、実際に書いている体の動きや色とりどりの装飾も楽しめます。出演者は2ヶ月ほどかけて、曲の選択や文字のレイアウトなど、パフォーマンスに関係する全ての要素を自分たちで考えます。練習では墨がよく飛び、服がすぐに汚れることもしばしばあります。
今回は強いメッセージ性を込めた班や、今までにない画期的な仕掛けを用意した班など、個性的な公演の数々をお見せします。駒場キャンパスに入ってすぐの正門広場にて開演しますので、一人でも多くの方にお立ち寄りいただけると幸いです。
【団体名】東京大学書道研究会
【企画名】書道パフォーマンス
【開催日時】
11/25 午後3時50分〜午後4時40分
11/26 午前11時50分〜午後0時40分
【所要時間】50分
【実施形態】対面
【開催場所】正門広場
劇団 Croco
どんな言葉を使っても心を言い表せなくて。それでも言葉を使わなければ、表現することはできない。言葉を使うことは、嘘をつくことなのだろうか。聞いている人に、あるいは、自分の心に。
こんなことはたくさんの哲学者が、倫理学者が、無名の人々が、考えてきたのだろう。
自分の考えることに、特徴などない。
でもどこかで、自分には何かあるはずだと、信じる気持ちを捨てきれない。
そんな、ありふれた悩み。
今回、劇団 Crocoが上演する『かたる』という演目は、こんな青年期の葛藤を描いた、今回のための書き下ろし作品となっております。重苦しいテーマですが、エンターテインメントとしてお客様に楽しんでいただけるよう、最大限の準備をしています。
劇団 Crocoは、駒場を中心に活動する演劇サークルの1つ、劇団綺畸のOBOG有志から主に構成された演劇団体です。
映画やドラマ等の映像作品と異なり、息遣いさえ聞こえる距離で、リアルタイムで演技・演出をお届けする演劇の魅力、そして、私たちの作品に込めたエネルギーを皆さまにぜひ、感じていただきたいです!
駒場小空間でお待ちしています!
【団体名】劇団 Croco
【企画名】劇団 Croco 駒場祭公演『かたる』
【開催日時】
11/24 午後1時40分開場、午後2時開演
11/25 午前10時15分開場、10時30分開演
11/26 午前9時10分開場、9時20分開演
【所要時間】75分程度
【実施形態】対面
【開催場所】多目的ホール(駒場小空間)