第73回駒場祭が11月18〜20日に開催される。駒場祭初のハイブリッド開催となり、対面での展示・発表のほか、ライブ配信も併せて行うなど、各企画とも創意工夫に富んだものとなっている。本特集では、多種多様な企画の中から11の東大新聞おすすめ企画を選び、各担当者に寄稿してもらった。(写真は各団体の提供)
運動会水泳部河童踊り
運動会水泳部は競泳陣と水球陣に分かれて、本郷キャンパス第二食堂の地下にあるプールで主に練習を行っています。先シーズンでは、競泳陣は七帝戦で男子優勝、女子4位、水球陣も優勝を果たすなど充実した練習の結果を出すことができました。
駒場祭の行列企画では、部員は河童に扮(ふん)して、部歌の「さぎり」を歌いながら歩き、所々で河童踊りというパフォーマンスを行います。さぎりも河童踊りも100年以上の歴史があります。水泳部は130年近い歴史があり、この二つは正しく連綿と受け継がれた長い歴史を代表するものです。このために夏休み前からさぎりの練習などを始めます。今年は大会の日程やコロナの感染拡大もあり非常に遅れてしまっているのですが、2年生が1年生に教える形で河童踊りの練習が進んでいきました。
準備で苦労することが多いのは以前とは異なる点が多いことです。現役部員や駒場祭委員の方にも対面開催の実態を知る人はいません。その点は引き継ぎ資料を参照しているのですが、今まで利用していた業者の方がもうサービスをされていないなどの差や、ハイブリッドの中コロナ前に似た形態を目指すことも前例がないので、いかに元の形に近づけるかが伝統の引き継ぎに関して重要な点であると思います。
【団体名】東京大学運動会水泳部
【開催日時】11/19 午後1時30分〜3時30分
【所要時間】2時間
【実施形態】対面開催(雨天時オンライン)
【開催場所】銀杏並木・1号館ロータリー(行列企画)
【配信方法】YouTube(雨天時)