第73回駒場祭が11月18〜20日に開催される。駒場祭初のハイブリッド開催となり、対面での展示・発表のほか、ライブ配信も併せて行うなど、各企画とも創意工夫に富んだものとなっている。本特集では、多種多様な企画の中から11の東大新聞おすすめ企画を選び、各担当者に寄稿してもらった。(写真は各団体の提供)
模擬裁判 2022
当事者の声に耳を傾け自分で考えるという現場主義をモットーに、社会問題を学ぶ「川人ゼミ」の有志が集い、裁判劇を上演します。今年度は「安全保障と人権」をテーマに、通常の裁判劇に加え、短編映像やドキュメンタリーといったオンラインコンテンツにも挑戦しています。
この企画の魅力は、劇を通して社会問題について「教わる」のではなく、ともに「悩み考える」ことができるところです。ゼミ生も中立性とは何か、現場に寄り添うとは何かを悩みながらこの作品に取り組んでいます。当事者意識を持ちづらいテーマですが、実際の基地を訪れた経験を基に、本物の法服を使用した演劇で登場人物の感情を通して劇の世界に没入し、悩み尽くすという経験は貴重なものとなるでしょう。
学祭の対面復活で、リアルな大学生活をイメージする機会としてキャンパスにお越しいただき、東大生の学びの一側面をご覧ください。社会問題についての情報の提供・研究結果の発表に留まらず、時に感情的な揺さぶりを観客にもたらし、その経験に没入するという、まさに「当事者」になる体験を一緒にしてみませんか。
【団体名】東京大学法と社会と人権ゼミ
【開催日時】11/19 第1回公演 午前11時〜
映像作品上映 午後1時〜
第2回公演 午後3時30分〜
11/20 第3回公演 午後12時45分〜 (各公演30分前から開場)
【所要時間】2時間
【実施形態】ハイブリッド
【開催場所】21KOMCEEEAST 地下1階 K011教室
【配信方法】YouTubeLive(アーカイブ配信あり)