台湾まぜそば 麺屋こまば
台湾まぜそば同好会
@いちょうステージ前B1
全日全時間帯
卵の黄身やニラ、九条ネギ、ニンニクなどの濃厚で辛口の味付け、絶妙に絡まる麺……。知る人ぞ知る「台湾まぜそば」は刺激的な食事に飢えた大学生に人気の逸品だ。「台湾まぜそば研究会」には、そんな台湾まぜそばの愛好家が集う。
中でも正責任者・塚田涼太郎さん(工・4年)が注ぐ愛情はひときわ熱く燃えたぎる。「発祥は台湾でなく名古屋なんです。新メニューの開発過程で生じた失敗作がたまたま好評を博し、『麺屋はなび』が一気に人気に火を付けました」と「台湾まぜそば史」はバッチリ。人気店の従業員との交流でレシピの秘密を探り、ツイッターで愛好家と「オフ会」を開き語り合うなどその愛は本物だ。
台湾まぜそばの魅力は「食べ進めていく過程でいろいろな表情を見せる」点だと塚田さんは力説。ミンチと野菜の彩鮮やかな盛り付けに始まり、まぜる楽しみ、昆布酢の味付け、追い飯(スープにご飯を入れて食べる)……、と楽しみ方は無限の可能性を秘める。
会員たちの熱意はついにオリジナルの台湾まぜそば制作にまで至り、駒場祭での出店も決定。「台湾まぜそばを食べたことがない新規層の開拓がしたいと思った」と副責任者の長谷川優貴さん(工・4年)。こだわりが強ければこその苦労は絶えない。駒場祭では規則の関係からシンボルである生卵が使えず、麺も焼きそばで代替するという。それでも「麺に粘り気を出す工夫を見つけた」と研究の成果は実を結びつつある。
台湾まぜそば同好会があるのは東大だけ。それだけに、今回は全国の愛好家たちの期待を背負っての挑戦となる。「台湾まぜそばを知ってもらうきっかけにしてほしい」と、懸ける思いは十分だ。
この記事は、2018年11月13日号に掲載した記事の転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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